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30代教員によるSurface Pro Xのレビュー!③ 先生に向いてるところ

今回は、僕のお気に入り端末が先生に向いている理由をご説明します。先生でPCの購入を検討されている方の参考になれば幸いでございます。


学校の先生のPCの使い方

学校でPCを使う作業の大半は文書作成および処理だと言えます。8割以上の作業がWord、Excel、PowerPointでの作業ではないでしょうか。

そして、多くの学校ではWindowsPCが支給されていると思います。Macよりも選択肢が多く、割安にリースが可能だからだと思います。なので、スペックは高くありません。

デスクトップ型・ノート型どちらもあるかと思いますが、大きなACアダプターが必要で重量もあり、持ち運びには向かないものが多いのではないでしょうか。

つまり、学校の先生たちは低スペックで持ち運びに向かない安価なWindowsPCで大半の作業を行っており、内容としては文書作成および処理が大半をしめると言えると思います。

そんな先生方にオススメしたいのが、僕が購入して1年半以上愛用しているSurface Pro Xです。

時間をどう生み出すか

先生たちはとにかく多忙です。そんな中で時間をどのように生み出すかを考えなくてはいけません。仕事を効率よくこなしていくためには、ちょっとした隙間時間をうまく活用して、タスクをこなすことが大切です。

そのためにSurface Pro Xの以下の機能が活躍します。

① OSはWindows
② Word、Excel、PowerPointが動く
③ 手書きが可能
④ 起動が早い
⑤ 生体認証搭載
⑥ LTE通信が可能
⑦ HDMI出力が可能
⑧ 省電力(ACアダプターなしでの利用)

支給されているPCとの互換性を考えると①・②のWindowsとMicrosoft Officeが必要かと思います。Surface Pro Xなら、職員室のPCで作成したファイルをレイアウトを維持したまま編集可能です。

作成したアプリケーションと同じものを使うことで、異なるアプリケーションを使うことによって発生するレイアウトがありません。これによりレイアウト修正の時間が不要になります。

最近はICT化が進んだことで、プリント類がPDFで配付されることも増えてきました。そのため、③の手書きが可能だと便利です。Surface Pro Xなら付属のスリムペンですぐに手書きで情報を書き加えることが可能です。

せっかくPDFで配付された資料をプリンターで印刷して、手書きしていたら余計な時間が必要になります。

また、ファイルをOneDriveやGoogleDriveに保存することで複数の端末から同じ資料を閲覧することが可能です。これにより印刷したプリントを探したり、紛失したりすることでさらに時間を省くことができます。

④の起動が早いことも重要です。先に述べたように先生は常に忙しいです。隙間時間にぱっと起動し、さっと仕事に取り掛かれることが望ましいです。Surface Pro Xは起動が早く、⑤の顔認証(Windowshello)で安全にロックを解除できます。

これにより、ちょっとした隙間時間を活用して安全に作業を行うことが可能になります。これが業務の効率化に非常に効果的でした。

⑥のLTE通信が可能な点も魅力的です。有線LANやWi-Fiの存在にかかわらずいつでもどこでも仕事が可能です。Surface Pro 7ではなくSurface Pro Xを推しているのもここがポイントです。

本体にSIMカードが刺さらなくても、テザリングやポケットWi-Fiを使うことで通信はできますが、パソコンを立ち上げた瞬間からすぐにネットにつながるというのは大変便利です。

SIMカードも格安のものを選べば月額料金もそれほどかかりません。現在は20GBで1500円ほどのプランを契約していますが、20GBを使い切ることはほとんどありません。通信スピードも不満なく使えています。

自分独自の回線を確保しておくことで、学校の回線にトラブルが起きた際も慌てずに作業や授業を行うことも可能になります。出張先に早くついて時間があるときでも簡単に作業ができるのもいいポイントです。

⑦のHDMI出力については、授業で使う際に便利です。Surface Pro XはHDMI端子がありませんが、USB-C→HDMIのケーブルを使えばケーブル一本で資料を提示することが可能です。

⑧の省電力も優れています。Arm版のCPUを搭載していることで、職員室のパソコンよりも稼働時間が長く確保できますし、いざとなったらモバイルバッテリーからも充電が可能です。

モバイルバッテリーや小さい充電器を携帯しておけば、充電切れを気にせず使えるのもいい点だと思います。

弱点

以上のように、僕が劇推ししているSurface Pro Xですが、弱点がないわけではありません。具体的には、

・価格
・ARM版

の2つです。価格はCPUの処理性能の割には高いです。また、ARM版CPUという癖のあるCPUを搭載しているので、インストールできるアプリが限られます(Windows11の導入で解決するかも?)。

しかし、先生は十分な給料をもらっていますし、使うアプリもMicrosoft Officeが大半を占めると思うので、大きな問題はないと思います。

まとめ

以上の点から、職員室の重くてスペックの低いPCを使うのではなく、Surface Pro Xを持ち歩いて隙間時間に作業を行うことで、業務の効率化が可能になります。

とはいっても、そもそも仕事で使うPCを自腹で買うというのに違和感を感じる方も多いと思います。しかし、予算の少ない現状では高性能なPCが支給されるという自治体は少ないと思います。

Surface Pro Xの導入で仕事が効率的に進み、仕事の時間が短くなるなら無償の残業が減る=これまでよりも時間当たりの報酬が増えるともいえると思います。これはだいぶ無理やりですが、仕事が効率よく進むのは精神衛生上とてもいいことだと感じています。

僕自身、Surface Pro Xを使うようになってからPCでの作業がたいへんスムーズになっています。

ぜひ購入を検討してみてください。

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