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今年こそは祭りの担い手に!~Uターンして気づいた霜月祭りの大切さ~

皆さん!明けましておめでとうございます!!!
やまかんの遠山です!

去年の3月に立ち上げた「山暮らしカンパニー」も、設立から10ヶ月が経とうとしています。2017年も宜しくお願いします!

今回は、以前ライターの玄さんが取り上げた「遠山の霜月祭り」をUターン者の僕の目線でお伝えします!

地元で生まれ、生まれたときから身近だった霜月祭り。

大学4年間地元を離れ、再び地元に戻って来たからこそ生まれた想いをお伝えできればと思います!


そもそも霜月祭りとは、どんな祭りなんでしょうか。
この祭りの特徴を端的に表した言葉にこんなものがあります。


「寒い!眠い!けむい!」です!


詳しく見ていきましょう。


寒い!眠い!けむい! のお祭り


▽「寒い」

旧暦の霜月に行われるこのお祭りは時として雪が舞う氷点下の中で行われることもしばしば。その上、神社によっては、舞い手が夜中に遠山川で身を清める“禊”の儀式があることも!なんとも寒い祭りなんです。

遠山川での禊(去年の写真)


▽「眠い」

霜月祭りは夜に神様をお迎えするお祭り。神社によっては朝5時頃の夜明けまで行われています!夜を徹して行われるため、眠い目を擦りながら見学なんてこともあります(笑)


▽「けむい」

霜月祭りは、釜で湯を煮えたぎらせ、その湯を用いて神事を執り行う「湯立て神楽」のお祭りです。釜では湯が煮えたぎり、かまどの下部では薪が燃えています。その為、神社の中では煙で目が痛いほど。


このように霜月祭りは「寒い!眠い!けむい!」の三拍子揃ったお祭りです。


では、ここで今年のお祭りの様子を見てみましょう!


神々の集う祭り 
~木沢正八幡神社にて~

神様が登場し、

「よーせ!よーせ!」の掛け声で場が盛り上がり、


なんと!飛びます!!

どうですか。この躍動感。

これは四面と呼ばれるもので、神社内の四隅に4人の神様が登場し、順番に神様が躍動感ある飛びを見せてくれます!会場のボルテージもこの時に最高潮を迎えます!!


他にも様々な面や舞が披露されます


地元民にとってのこころの故郷

このように特色ある霜月祭りですが、多くの観光客はもちろん、地元出身の若者が多く集まる祭りでもあります。

遠山郷が一番賑わうのがこの季節なんです!

なぜ、霜月祭りになると若者が戻ってくるのでしょうか。
少なくとも僕は、東京での大学時代、12月になると霜月祭りの笛の音色が聞こえてくるような気がして、ふらりと地元に帰って来ていました。

言葉では言い表せない何か惹きつける力が霜月祭りにはあり、こころの深いところに繋がっている。そんな感じです。


地元に出る前の高校生時代は、霜月祭りは「遠山郷での当たり前の日常」でした。

しかし、一度外に出て戻ってきたいま、その当たり前がとても貴重なものだと感じるようになりました。


・神様のいる祭りがあること、

・それを担う熱い人たちがいること

・そしてそれ全部を含めた「霜月祭り」に自分が惹かれていたこと


今まで見てきただけの霜月祭りに、
もっと関わっていきたいと思うようになりました。


参加する側 “担い手”として

今年の霜月祭りを見学し、改めて自分がもっと関わっていきたいと思いました。

そこで、先日より「霜月祭り 野郎会」に入会させて頂きました。

▽野郎会とは?
『遠山郷で受け継がれてきた「霜月祭り」を、若い世代の自分たちが楽しみながら盛り上げ、今後も継承していけるようにしたい』という想いを持ったメンバーが集った団体。会員は高校生~40代までと年齢層が幅広く、また各神社の垣根に縛られることなく遠山郷の霜月祭を盛り上げるために活動中。
・Twitter:霜月祭り 野郎会 @yaroukai_
・Facebook:霜月祭り 野郎会 @shimotsukimatsuri.yaroukai

野郎会の人たちは楽しいお祭り馬鹿ばかり。

いつもはふざけてばかりいるメンバーですが、祭りに賭ける情熱は折り紙つき。祭り当日は揃いの臙脂色の法被を着て、祭りを盛り上げます。もちろん、会員の多くは各神社で面や舞いを行っています!

まだまだ分からない事ばかりですが、少しずつ霜月祭りのこと、地元のことをこの人達と一緒に知っていきたいと思います!


そして!2017年の12月には参加する側として関わっていこうと思います!
乞うご期待!

以上、やまかんの遠山でした!





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