ワッキー教授

山口県のジオパークのサポートをしています。これから、山口県内の2つのジオパーク「Min…

ワッキー教授

山口県のジオパークのサポートをしています。これから、山口県内の2つのジオパーク「Mine秋吉台ジオパーク」と「萩ジオパーク」に関連した作品を中心に提供していこうと考えています。よろしくお願いします。

最近の記事

備忘録 15. おやじギャグ礼賛

私は、駄洒落が大好きだ。でも、おじさんが駄洒落を言うと、親父ギャクと言われて、ひんしゅくを買う。駄洒落と韻の違いを調べると、駄洒落は言葉を変えずに重ねるだけだが、韻は母音は同じで別の言葉を重ね、言葉にリズムを生むことができる。ラップなどで愛用される。。。などと書いてある。明らかに韻は素晴らしくて、駄洒落は下等な表現らしい。 某公共放送までが、高齢の男性が駄洒落を言うのは、歳をとって前頭葉が崩壊し、つまらない駄洒落を言うのを制御できないからだと、言われてしまう始末である。私が

    • 備忘録 14. 前だけをみる

      あるとき、いつも後悔ばかりしている自分に気づいた。ああすれば良かった、こうすれば別の未来があったかもしれない。日々の生活の中で、後悔することがなんと多いことか。私はいつも、「私の人生は失敗だけで出来ている。」と話している。そして、その失敗は必ず後悔を伴っている。 後悔とは何だろう?過去に起こった、あるいは自ら引き起こした出来事によって、現在、あるいは未来が、良くない方向に動いたことを悔いていることであろうか? いつもは、その後悔を頭の中に封印したり、忘れたりする努力で、やり

      • 備忘録 13. 心に潜む鬼:陰陽師の世界と私たちの世界

        私は、夢枕獏氏の「陰陽師」シリーズを読むのが好きだ。以前、このシリーズの中の言葉『呪』について書いた。今回は、このシリーズでしばしば現れる『鬼』について考えてみた。このシリーズでは、恨みを抱いた人が亡くなったのち、『鬼』になって現れるケースが多い。しかし、私たちの住む世界『現在』では、そのような『鬼』に出会うことは少ない。しかし、生きている人間にしばしば『鬼』のような所業を見ることはある。つまり、現代では(あるいは平安時代の鬼も?)、『鬼』は、生きている人として現れるのではな

        • 備忘録 12. みんなちがって みんないい

          先日、週刊新潮(2024年2月1号)に掲載されている横尾忠則氏のコラムを読んだ。彼は、「ヒマなら教養や知識を身につけるために本を読め」という一般的な風潮がイヤらしい。「ヒマなときには、読書をするより、ボヤーッとして頭を空っぽにしていたい。ボヤーッとする時間が、最も創造的に豊かな時間! 」だそうだ。アーティストの彼らしい発言である。 ヒマなときには、読書をするかしないかは、人によって違うだろう。教養や知識を得たいか、創造的に生きたいか?それも人によって違う。その是非について、

        備忘録 15. おやじギャグ礼賛

          備忘録 11. 未来への不安と希望

          「人類の終着点」(朝日選書)のエマニュエル・ドット氏の文章を読み、暗澹たる気持ちを抱いて、昨夜は床についた。どうやら、私たちの未来は決して明るくないようだ。私たちはなんとなく、それに気づいているのだが、でも気づかないふりをして、毎日を生活している。いや、気づかないふりをしないと生きていけないのだ。 彼は、その文章の最後に、「私が話したようなマクロな未来予測とは、全く関係ないことが世界中では起こりうる」として、「その後も、ひとりひとりの人生は続いていくのです。」と述べている。

          備忘録 11. 未来への不安と希望

          うそんこ地学事典 10. 海洋プレート層序

          地球上に陸地が出来たので、牧場を作った神さまたちは、毎日毎日ステーキだの、しゃぶしゃぶなどに舌つづみをうっておった。ところが、ある日の健康診断で、コレステロール値が高くなり、腹囲がとんでもない数値になったので、びっくら仰天してしまった。あわてて神療内科医に相談したところ、「魚を中心とした食事に戻さないと、長生きできませよ。」といわれ、神さまたちは、本当に寿命が縮む思いをした。「これでは、いかん。しかし、近海の魚は飽きてしまって、もう食べたくないなあ。遠い海の魚でも手に入らない

          うそんこ地学事典 10. 海洋プレート層序

          うそんこ地学事典 9. 付加体

          ごく初期の地球は表面が火のように燃えていた。しばらくすると、表面は冷えて、降り注ぐ雨によって、海水に覆われた地球となった。このままでは、海の生物しか住むことができないじゃないか。毎日海鮮料理ばかりでは飽きるし、たまには牛や豚の肉も食べたい。いや羊でも山羊でもよい。場合によっては馬でもよいのだ。桜肉はとてもうまいよなぁ。来る日も来る日も提供される豪華な海鮮料理に飽きてきた神さまたちは、地球に陸を作ることを計画した。 イザナギとイザナミの2人の神は、「頼むから立派な陸地を作って

          うそんこ地学事典 9. 付加体

          うそんこ地学事典 8. 鍾乳洞

          しょうにゅうどう:石灰岩が地表付近に広がっている場所では、空から二酸化炭素が溶け込んだ雨が降り注ぎ、その影響で石灰岩の一部が溶かされる。溶けた場所はドリーネという小さな穴になる。この穴からどんどん雨水が染みこみ、地下に流れ込むことで、地下に川の流れができてゆく。「川の流れのように、ゆるやかに、いくつも時代が過ぎる」と、地下の川は周りの石灰岩を溶かして、洞窟を作る。この洞窟へ向かって、石灰岩の成分を溶かした水が流れ込むと、洞窟の天井からポタッ、ポタッと雫が落ちてくる。この雫が落

          うそんこ地学事典 8. 鍾乳洞

          うそんこ地学事典 7. カルスト

          カルスト:私は、毎日毎日、忙しく働いていた。上司の要求も、不平を言わず、残業もいとわず働き続けた。出張に行けといわれれば、どこへでも赴き、安ホテルで洗濯・自炊をしながら、役所との交渉や、現場の調査に向かった。そのころ会社は、極度の人員不足に陥っていた。彼が休みを取れば、多くの仕事が同僚への負担となるのは、明かだった。特に特技も技術も持っていない彼は、転職できる可能性もあまりなかった。私は、人生に絶望していた。その日は、朝から雨が降っていて、気分も最悪だった。それどころか、家を

          うそんこ地学事典 7. カルスト

          うそんこ地学事典 6. 火砕流と溶岩流

          かさいりゅう:当時東大理学部の学生だった葛西 龍くんが、大好きなサーティーワンに行き、コーンのダブルに、もう一つ重ねて、トリプルにして、原宿の通りを歩いていた。1番上のアイスはとても粘性の高いデイサイト・アイスだったので、そうは溶けるまいと彼は安心していた。しかし、1番上にこってりと盛られたデイサイト・アイスは、次第に形が崩れ、粉々に砕けて、コーンから地面へ流れくだっていった。粉々に砕けたデイサイト・アイスは、地面に落ちて、近くを通りかかった蟻たちの頭の上に降り注いだ。「危な

          うそんこ地学事典 6. 火砕流と溶岩流

          うそんこ地学事典 5. カルデラとコールドロン

          カルデラ:むかしむかし、あるところで火山くんが、どえりゃー怒って噴火した。お腹に溜まっていたマグマのほとんどが吹き出し、火山のお腹の中はスッカラカンになってしまった。火山くんは、出身が名古屋なのか、お国訛りで「お腹によーけ溜まっとったマグマがのうなって、お腹が、軽〜!デラ軽いでかんわ!」と喜んでいたが、今度は火山の頂上が壊れて大きな凹みが出来てしまった。この不思議な凹みのことを、「軽〜!でら軽いでかんわ!」を縮めて「カルデラ」と呼ばれるようになった。この凹みに水がたまって池に

          うそんこ地学事典 5. カルデラとコールドロン

          うそんこ地学事典 4. げんぶがん

          むかしむかし、中国には4神がいた。青龍・朱雀・白虎・玄武である。玄武は、北方を司る水神で、武神としての性格を有し、蛇と亀が合体する姿でしばしば描かれる。そのころ日本では、イザナギとイザナミの二神が、天沼矛で地上をかき混ぜて、日本の元となるオノコロ島を作っていた。二人の神さまは、「島は作ったがどうも、平坦でのっぺりしているな。高い山が欲しいなぁ。」と思って、中国の神さまたちに相談した。すると、玄武が、弟子の蛇と亀を日本に送ってくれた。 日本にやってきた蛇は、イザナギとイザナミ

          うそんこ地学事典 4. げんぶがん

          うそんこ地学事典 3. あんざんがん

          遠い昔、まだ地球には陸地がなく、地球は果てしのない海に覆われていた。ところが、ある日海底からマグマが噴き出し、大噴火が起こった。海底の火山は噴火のたびに高く大きくなり、ついに海面から突き出し島となった。地球で最初の陸地の誕生であった。地球で陸地が誕生したことを聞いて喜んだのは、隣の火星や金星だった。火星は、「陸地の誕生おめでとう。子育てが大変だったら、いつでも加勢にいくよ。」と言い、金星は「いやぁ、めでたい。もっと大きくなったら、金星にも遊びに来んせい。」とお祝いを述べた。こ

          うそんこ地学事典 3. あんざんがん

          うそんこ地学事典 2. ふぉっさまぐな

          日本の屋根とよばれる長野県中央部に、昔2人の若者がいた。一人は、立山黒兵衛くんで、とても優秀な若者で、学校ではいつもトップの成績をとっていた。もう一人は、発作馬具納くんで、穏やかな性格で学校の勉強は得意ではなかったが、友達作りが上手かった。二人は、学校の試験が終わると、テストの成績を見せ合って、成績の良い方の鞄や体操服などを成績の悪い方が二人分持つことになっていた。毎回、立山くんの方が良い成績で、発作くんは背中に沢山の荷物を背負う羽目になった。立山くんは、身軽に暮らして、どん

          うそんこ地学事典 2. ふぉっさまぐな

          うそんこ地学事典 1. ちゅうおうこうぞうせん

          中央高校の造船クラブの略称は、中央高造船(ちゅうおうこう・ぞうせん)である。このクラブは、長年2つのグループが対立していることで有名だ。1つは、クラブのOBである領家くんを祖とする「領家隊」、もう一つが同じくクラブのOBである三波川くんを祖とする「三波川隊」である。領家隊は、熱血漢の集まりで、どんな船を造るかについて、いつも熱い議論をしている。一方の三波川隊は、少し冷めていて、船の設計にあたって、冷静な議論を進めている。両者が対立する原因は、領家隊のメンバーを見下す、三波川隊

          うそんこ地学事典 1. ちゅうおうこうぞうせん

          うそんこ地学事典 0. はじめに

          前頭葉が崩壊し、浮かぶ言葉が駄洒落ばかりになった私が、余生を楽しむために自己満足で書く地学用語集です。本当のことは何も書いてありません。間違って、目にしてしまった方、本当にごめんなさい。ここに書いてあることを信じたら、人生が破綻します。気をつけましょう。地質学を学んでいると、読み取れる何かがあるはずですが、真面目に勉強した人は、こんな文章を読んだら怒りだすような気がします。あくまで特殊な分野(地質学)を扱った自己満足の冗談と割り切って、読んでください。今の私には、最も適したチ

          うそんこ地学事典 0. はじめに