ライフシフトの場を提供し、実行する

ワークシフト

いまや人間の健康寿命は長くなっている一方で、イノベーションにより会社の寿命は短くなっていく時代と言われています。

70歳台を過ぎても頭も身体も元気な方は増えています。20歳台前半に社会人になってから50年、これからは60年、70年と社会と関わり続けることになっていく時代。従来の日本人は、1社に終身雇用され1業界にい続けるスタイルでしたが、すでにそのような時代ではなくなってます。入社の時に就職偏差値がトップの会社に就職したとしてもその企業や業界は20年経てばランキングが変わっています。まして50年以上ならば2-3回転はします。

会社の夜の飲み会を避けたがる若い人の中には、大手に会社に入社した際に、会社の実態を見た時に40-50歳を過ぎないと権限を持てないことに気づいて20-30年後にこの事業が存在しているかすら怪しいと判断し、会社に傾倒することよりも自分の力をつけるために会社外で学んだり体験したりする機会のために時間を充てたいと考えている人も少なくありません。

ビジネス環境が大きく変化し続ける時一方で、寿命は長くなるので、1社1業界だけで生き延びようという考えはかなりはハイリスクです。自立したキャリアをしっかり作っていく必要があるでしょう。自立したキャリア作り方は職種x業界の掛け合わせを複数持っておくとよいでしょう。得意な職種と業界を1つ作ったら、、そこを起点に一方を隣の近い分野に移る。業界が成長している状態なら隣の職種をトライする、職種が人気なら違う業界チャレンジする、といった方法です。

ウエルビーイングと働きがい

社会と関わる場合、生産活動施す側と消費活動施される側と2つの活動に分けた場合、施される消費活動の立場の方よりも、施す側に廻っていらっしゃる方の方が、生き生きとされていて人間的魅力がある人が多いです。

FIREの考え方がありますが、お金に縛られない生活経済環境を作ったあと、単に利回り収入の中で経済的なコントロールされた消費生活を送り個人的な趣味だけで生きる生活になってしまうと、私は、そのような生き方は、「生きがい」を失って物足りない人生になってしまいそうな気がします。

「生きがい」は、好きなこと、得意なこと、社会的ニーズがあること、これに施す側として回っている場合に生きがいがあり、これに相応の収入が得られる条件をプラスすると「働きがい」となると言われてます。

FIREでも年金生活でもどちらであってもよいですがその先に何があるのか。

好きなこと、得意なことは、これまでの経験の延長線にあります。

社会的ニーズは、その時点での社会課題です。

働きがいの基本、ウエルビーイングの基本は、ここにあると思います。

働きやすさと働きがいは違う

私は、この半年前くらいまで、働くメンバーにとっての「働きやすさ」を追求してまいりました。

しかしこれは、コロナを契機に間違いであることがわかってきました。

働きやすさが働きがいよりも上位に来ると、リモートで仕事をしている場合に、モチベーションやパフォーマンスが低下したり、何か業務において問題課題があったときの向き合い方が、異なってくるからです。

皆さんは、好きで、得意で、社会的な意義があることに取り組めていますか?求めていますか?

これがなく、ただ収入の多さや、在宅で仕事ができるか労働環境がどうか、といった労働条件の判断基準だけで考えると、自分の好きではない、得意ではない、社会ニーズではない、という業務についても会社にとっても本人にとっても全然よいことはないと思います。

逆に、社会的ニーズと得意か好きなこと、を起点にすれば、最初は好きでなくとも好きになり、報酬が少なくても段々上がっていくでしょう。

私どもの会社は、働きやすいさ、ウエルビーイングの追求をしていますが、働きがいがある前提であり、逆ではない。会社のミッションやビジョンが好きか、得意か、社会的ニーズがあるか、生きがいになると思うか、その上で労働条件が自身の生活にマッチするか、という点で見てもらうとすごくよいキャリアになると思います。




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