テレワークと企業文化
コロナ新型肺炎によるテレワーク在宅勤務が加速しています。今日はテレワークに適合した業務環境・コミュニケーションを確立できている会社経営者、総務部、人事部の方向けに関心があるだろう内容です。
当社では、全社員在宅勤務テレワーク体制にしたのが1月27日ですので、そろそろ2カ月半経過します。最初は順調に業務を遂行していたのが、最近になって、なんか「ずれ」を感じるようになってきました。そのずれの対応コミュニケーションを通じて今感じていること対応していることについて書いてみました。
日々会社の業務を見ているときに、企業文化にそぐわないような行動がある場合、指摘や指導が必要である、そのように考える企業経営者の方や幹部の方は少なからずいらっしゃると思います。
テレワークになると、業務が見えなくなるので、指導やコミュニケーションの機会がなくなってしまうのではないか、もっと目先の関心ですと、さぼらず仕事をしているのか、みたいなことですね。
テレワークができるようになると、今まで長年属人的にコミュニティに属したコミュニケーション「だけ」を通じて企業文化の浸透がなされてきていると、遠隔になってコミュニケーションを取れなくなるので、早晩ずれてくると思います。
これに対する解決法は、結論を先に言うと、自社が持っている、ミッションとビジョン、行動規範、について、その言語化、文字化、それを基準に全ての業務を、考え、考えさせるように、発信することだと思います。
「なんかずれてくる」のは、普段リモートでない場合には対面の非言語化されたコミュニケ―ションの中で見えなかったずれが、リモートになると増幅した問題として顕在化してくるのだと思います。
その「ずれ」=「あるべき姿」⇔「現状」は、あるべき姿が何なのか、その今ずれていると思う事象に対して、本来どう考えるべきなのか、は、行きつくところ、「あるべき姿」であるはずのミッション、ビジョンとのずれがあるのかないのか、という理解共有につきるのではないかと感じています。
リモートによる働き方が直接の問題なら、ミッション・ビジョンから導かれる行動規範を考える良い機会になるかもしれません。
そして共有理解だけでなくて、積極的に支持できるかどうか、が問われてくると思います。この会社でその仕事を従事することに、プライドや誇り、高い意義を持てるかどうか、それにフォーカスし続け追求し続けること。
当社の場合は、「3D技術で未来の事業と職能と働き方を創っていく。」ミッション。それに従った社内の行動規範が5つほど言語化されているものがあります。皆が日々やりがいを感じて実現してゆきたい/この会社で実現のためにチャレンジしたい、と思える会社であるように皆が努力し続けること。
ミッションやビジョンが、人の心に刺さるものであれば、リモートでもバインドできるはずと考えます。そこからリモート時代のより昇華された行動規範も生まれてくる方向に来ればより強くなるし、考え方によってはリモートの時代によりバインドするのではないかと思います。
今リンクインサイトもミッションがどれだけバインドできているか、が問われるチャレンジが発生してくると思います。リモートがきっかけで、より、もう一段深く、ミッションやビジョン、行動規範についてより良い言語化意見やアウトプットが出るような組織を目指したいと思っています。
金曜日のビールコミュニケーションの場(4月からはリモート飲みに変更チャレンジ中)で、参加者から自発的にミッションやビジョンについて話が出てくるケースが多くなる、そんな状況をまずは目指したいと思っています。
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