山口 Yamaguchi

札幌市在住の大学生です。轍!

山口 Yamaguchi

札幌市在住の大学生です。轍!

最近の記事

散文的映画感想文#1『シングルマン』

こんにちは 自分の書いた記事を眺めていると,なんだか暗い記事ばっかだったので このままだととんでもない根暗野郎だという誤解(事実)を与えそう・・・ ということで,映画レビューでもあげてみます 最近はNORIKIYOの『2 FACE』ばかり聴いていました 「教えてくれよ俺に誰か 一体俺がどこの誰か」 このフレーズが心に刺さりまくる毎日でした そんな時この『シングルマン』をふと見ました NETFLIXで ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 最愛の男性を失った男,つまり同性愛者が主人公

    • 自分には大きく欠けているものがある それは既にわかっている 何年も前から 心臓に刺さった杭に彫られているから 下を向けば目に映る 「自信がない」 どうして自信がないのか それは誇れる過去がないから しかし,今まで何もしてこなかったというわけではない 記憶が首を横に振って否定する ではどうして? 僕にとって過去を辿ることは,雲を掴むよう 手のひらで覆えばその瞬間,柔らかく皮膚を撫でて消えていく 気づけば,暗い部屋に一人 または,白いキャンバスの前に一人 今日も街を歩く 振

      • ベランダ

        303号室のベランダ。僕のお気に入りの場所の1つだ。 その理由は、外が眺められるからだ。 豊平川の土手、藻岩山、ステラプレイス… 綺麗な空を眺めるのにうってつけな場所は札幌にはいくらでもある。 でも僕は、2畳ほどしかないこのベランダから空を眺める。 外にいるときに眺める空はあまりにも広く、なんだか今の僕の腕では抱え込めないようで、ベランダの枠取られた空のほうが受け止めやすい。 リビングでテレビを見ているときと同じ感覚だ。 ベランダから見える景色は、空とビルが半分ずつ。 ゆ

        • 散歩

          ふと考えが止まる キーを打ち込むのを止める ベランダでみる夕日 外に呼ばれた気がして履くNIKE 特に目的はない ただ歩く 人とすれ違い さっと目を向ける あの人はどうして歩いているのか どこに行くのかどこへ帰るのか 特に目的はない ただ歩く 連れだって歩く人 手をつないで歩く人 ただ歩いているんじゃないんだろう 歩きながらわかり合っているんだろう 僕にわかり合う人はいないし 道を歩くときもいつも隅 だけど道は開かれている 足を地面に着けて進むことができる 街に散って

        散文的映画感想文#1『シングルマン』

          孤独(メモ)

          今日(昨日)は破れた服を縫って、 お酒を買いに行って ご飯を食べて 映画を2本見た 目の前に希望がある人生 明けない夜はないはずの毎日 今までの日々でいやというほどわかっているのに 深夜に外へ出ると 独りで闇に佇む自分を内側から見つめる 車は走っているけれど熱は感じられず コンビニの店員は微笑む絵画のようで 家路を急ぐ人はナビされているみたい この世界は自分一人なのかもしれない そう思うと叫びたくなる 内側からクラクションを鳴らしたくなる 真夜中だから この夜は誰が動

          孤独(メモ)

          酒を飲んでも酔えない

          4月2回しか更新してないのに今日だけで2回更新します 20歳になって酒を飲み、酒に溺れる今日この頃 昨日もビール3L飲んだのに、今日も朝7時からビール飲んでます ビール飲んだほうが体調がいいです 合法ドーピングありがとう でも悩みがあって それは飲んでも酔えないんですよね なんかフロイトのイドとかに似てるけど 酔ってる気味の自分とめっちゃ冷静な自分が同居してて 自分の発言をした直後にそれを論評するというか 背後からずっと見つめてるというか こんなことをして何になるのとずっ

          酒を飲んでも酔えない

          所信表明

          これから毎日投稿しますわ 嘘です多分しませんわ この一ヵ月まじでなにもしない生活 聞いたことのある曲聞いて 食べたことのあるもの食べるだけ やってらんないけどやりたいこともない やれねえ事ははなからないけどそもそもやりたいことがない 上裸で今書くこのノート こうでもしないと腐りそう 日常 悲喜こもごもの稜線が今平行線 脈拍に重なるんだいつかそれ そうなったときが死なんだろうな 人として zornのmy lifeが今を支える 何にもいいことなんてない 繰り返しの日々 つい

          珈琲

          大学生になってから、コーヒーを飲む回数が増えた。 朝起きると、まずコーヒーを入れる。 飲み終えると、2杯目を入れにまた湯を沸かす。 家に帰ってくれば、荷物を置く前にヤカンに火をかける。 そしてコーヒーを入れる。飲む。入れる。飲む。 1日で合わせて6杯は飲んでいる。 一挙手一投足一珈琲。 こだわりがあるわけじゃなく、店で一番安いものを買っている。 味を買っているわけじゃなく、飲む行為を買っている。 ほっとする時間を手に入れている。 平穏を嗅いで、平穏を飲む。そして平穏に

          いつの間にか大学生活が半分終わっていた。 やる気無くマラソン大会に参加して、とぼとぼとコースを歩いていたが、 顔を上げればゴールは目の前に迫っていた。 蜃気楼ではないようだ。 3度目の春を札幌で迎えた。歳が2つ上乗せされた。 つつがなく一日一日は繰り返されてきた。 授業を受ける。音楽を聴く。文章を読む。他人と触れ合う。 知らない土地を旅する。初めてのことに挑む。 これまでの2年間でできるだけやった。 まさに受容の日々だった。 受容があれば放出があるのが自然の理である。