企業が「ユーザーの気持ちに寄り添う」という意味
推したい会社と言われて一番に思い浮かぶのは森永乳業だ。
理由は後程詳しく述べるが、私は森永乳業の看板商品である「ピノ」のファンである。物心ついた時からこの商品に惹かれ、23歳になった今でも食べ続けている。
物価や消費税の増加にも影響され、私が幼少期の頃は100円(私の記憶上)で購入できたピノも現在は公式希望小売価格160円(税別)となった。それでも食べたいと思える商品を作っている森永乳業に興味があり、普段からX(Twitter)でチェックしている。
そこで今回、推したい会社について森永乳業の魅力について記事を書こうと決めた。
なぜ森永乳業を推したいのか、先に結論を述べると、森永乳業はファン(ユーザー)を理解する(理解しようとする)力に長けていると感じているからである。
企業理念や経営理念などは企業によって様々だと思うが、どの会社も「利益」を得るために活動をしている。利益を得るためにはその会社の商品、サービスに対して支持を得る必要がある。新規のファン、既存のファンなど存在するが、森永乳業はこのファンに対して、PR、広報、マーケティング戦略を駆使してファンの維持、獲得に繋げていると感じる。これが私の思う一つ目の森永乳業の企業戦略である。
企業戦略について、森永乳業の商品PRはSNSを活用している。直接ユーザーの声を聞けるSNSを活用して、ユーザーの意見を聞き入れ、商品開発に繋げている。というと、他にもそのような企業はあるが、森永乳業の看板商品「ピノ」は違う。
ピノは、6個入りの商品と、ピノチョコアソートという24個入りの商品がある。24個入りの商品はバニラ、チョコ、アーモンドの3種類の味がある。この中のアーモンド味のファンが多く、この商品が販売されて以降ファンの中ではアーモンド味だけの6個入りピノを販売してほしいとの意見が多く寄せられた。
この意見をそのまま受け入れるのではなく、長期間商品開発を続け、ファンの期待を超える、既存のアーモンド味の改良を経た商品が販売された。
他にも様々な新商品が開発され、期間限定で販売されている中、この商品は期間限定商品で販売され、翌年も期間限定で販売された。(ピノの新商品で再販売を行っている商品は少ない)
ファンである私も販売開始日にコンビニエンスストアに向かい、3軒回って、やっと見つけた商品であった。予想を上回る美味しさに感動したのを覚えている。ファンの反響もSNS上に見られて、森永乳業の商品戦略の成功事例となっている。
このように、ファンの気持ちを組み込み、それ以上に期待を超えてくる戦略が森永乳業である。
さらにもう一つ、森永乳業が取り組んでいるサステナビリティも魅力である。
研究・企画開発から消費・開発までバリューチェーンにおいてSDGsの項目を当てはめてサステナビリティ活動を行なっている。細かくガイドラインを設定し、自社が関わることのできる活動には積極的に関与している。
サステナビリティについて食品業界は真似しやすい上に、心掛けやすいと感じる。森永乳業の行なっている取組みを見習うことが出来ると感じる。大手企業ということもあり、細かくガイドラインを設定しており、消費者からも理解しやすい。
消費者に理解されやすいサステナビリティ活動というのもファンの維持、獲得にも繋がっているため、その面に関しても森永乳業の強みであると感じる。
以上のことから、推したい会社に森永乳業を挙げたい。
ユーザーの気持ちを理解している企業が支持を受ける世の中で、森永乳業は戦略立てを行い、サステナビリティ活動も積極的に行なっている。これらはユーザーの気持ちを重視していると言える。
人にも環境にも配慮している森永乳業。誰もが知っている大企業ではあるが、それに満足せずにユーザーを大切にしているところが魅力的だ。
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