見出し画像

就活大全 企業研究・業界研究編【やり方を分かりやすく解説】

みなさんこんにちは。

就活生「就活では企業研究や業界研究が大事っていうけど、実際は何をすればいいのかな…?」

今回はこんな悩みを解決するため、企業研究・業界研究のやり方について簡単に解説します。

このnoteの内容
・企業研究・業界研究の意味
・企業研究・業界研究の目的
・企業研究・業界研究のやり方
・企業研究・業界研究のポイント

それぞれのやり方の解説に加えて、「なぜ企業研究や業界研究をする必要があるのか」というところも解説していきます。

この記事の信頼性
筆者の就活結果 ▽
・ES通過率100%、面接通過率96%以上
・ベンチャーから大手まで複数企業に内定

僕が実際にやってきたことを基に、分かりやすく解説します。


そもそも企業研究・業界研究とは?

画像1

簡単に言えば「企業や業界に対する理解を深めること」です。

就活は、自分とその企業・業界がマッチするかどうかを見極めることが大切です。

自己分析と同様に、企業研究・業界研究もじっくり時間をかけて行いましょう。

やる順番は?
企業研究・業界研究はどちらからやってもOKです。特に決まった順番などはありません。

広く業界を知ってから企業を調べたい人は業界研究からやればOK、業界についてはよくわからないけどまずは知っている企業について調べたいという人は企業研究からやればOKです。もちろん同時に進めてもOK。


企業研究・業界研究の目的

画像2

目的は大きく3つあります。

・業界への知識を深めて志望業界を絞るため
・自分とその企業・業界がマッチするかどうかを見極めるため
・ES対策や面接対策をしやすくするため

ひとつずつ簡単に解説します。


目的 : 志望業界を絞るため

業界への知識を深めて志望業界を絞るため

まだ自分のやりたいことや入りたい業界が決まっていない方は、まず志望業界をいくつかに絞る必要がありますね。

ひとつに絞る必要はありませんが、その業界で自分が働いているイメージを思い描きながら業界研究をし、「楽しさ」や「やりがい」を感じられるような業界を探しましょう。


目的② : マッチするかどうか確かめるため

自分とその企業・業界がマッチするかどうかを見極めるため

「どんな会社に行きたいか」「どんなことをしたいか」を考えたときに、企業や業界が自分の志向にマッチしているかどうかを考えます。

また、志望業界の中での立ち位置他社と比較した時の特徴などの観点から、自分の志向に合う企業を絞り込むために、企業研究を進めていきましょう。


目的③ : ESや面接対策ため

ES対策や面接対策をしやすくするため

特に「志望動機」を考える際に、企業や業界への知識や理解を深めておくと考えやすいと思います。企業研究や業界研究を通して、志望動機を具体化し、明確な答えを出しましょう。

またESや面接では、その企業や業界についてどのくらい興味・関心があるのか、つまり企業に対する熱意が見られます。

つまり、企業研究をしっかり行うことで、説得力のある言葉で熱意をアピールすることができます!


企業研究のやり方

画像3

企業研究の意味や必要性は分かっていただけたと思うので、ここからは企業研究のやり方として、実際にやるべきことを順に解説していきます。


やり方 : 企業のHPを調べる

企業のHPを調べる

何からすればいいのか分からない方は、まずは企業のHPを見ましょう。

見るべき情報
・企業情報(企業理念・設立年度・社員数など)
・事業内容(その会社が具体的に何をしているのか)
・採用情報(募集要項を中心に求める人材など)
・制度(評価制度や教育制度・福利厚生など)

基本的にこの4項目は必ず調べましょう。その他にも会社の動向を把握するために「IR情報」「ニュース(最新情報)」などにも目を通しておくと良いと思います。

就活生「事業内容については、どのくらいまで詳しく調べればいいの…?」

こんな疑問もよくありますね。

結論としては、時間がある限り調べまくりましょう。
代表的な製品・サービスはマストで調べておく必要がありますが、「本当にこの会社に入りたい!」というのなら、誰よりもこの会社について詳しくなるつもりで、徹底的に調べましょう。


やり方② : 同業他社と比較する

同業他社と比較する

まずは企業情報を中心に「事業規模の違い」「ビジネスモデルや取引先の違い」など、その会社のHPの情報を見ればわかることから比較してみましょう。

そして、それよりも重要なのが比較検討した時のそれぞれの強み・弱みを見抜くこと。

企業A(受けたい企業)と企業B(比較する同業他社)を比較する場合 ▼

✅比較する手順
1.企業BのHPを上記の通り見る

2.企業Bの強み・弱みだと思うことをメモする

3.再度企業AのHPを見て、企業Bにはない強み・弱みを探す
ポイント
比較する際は、受ける予定のない同業他社でも、企業内容や事業内容だけでなく、採用情報や制度も調べましょう。

例えば、採用情報なら「採用コンセプト」や「選考スピード」、制度なら「教育制度」や「福利厚生」などもその会社特有の強みとして捉えることもできます。

受ける企業と同業他社を比較するのはかなり重要です。他社にはない特徴を見つけることで、ESや面接で説得力のある回答をすることができます。


やり方③ : 説明会やインターンに参加する

説明会やインターン、合同説明会に参加する

一番理解が深まるやり方です。

個別に行われる会社説明会やインターン、複数の企業で開催される合同説明会などに足を運べば、実際にその企業で働いている社員から直接話を聞くことができます。

イベントに参加する際には、あらかじめ社員の方に聞いておきたい質問や疑問点などを考えておきましょう。

また、同じ企業・業界を志望している就活生と知り合ったり、情報共有したりすることができる機会にもなります。

説明会やインターンでは、HPを見ただけでは分からないリアルな情報や、会社や仕事に対する疑問点などを聞くことができるチャンスですので、時間があれば必ず参加しましょう!

合同説明会では様々な企業が参加しているため、普段は気にならなかったような企業や業界などについて知ることができるいい機会になります。大学1,2年生からでも参加できるようなイベントもあるため、ぜひ早めのうちに参加して企業や業界への理解を深めましょう。


やり方④ : HP以外のメディアをチェックする

HP以外のメディアをチェックする

企業HP以外にも、会社のことを知れるメディアがあります。

特に社長や役員クラスの経営トップの方々は、様々なメディアを通して情報発信していることが多いです。よくあるのは以下のような情報発信媒体。

・SNS(twitterやFacebookなど)
・書籍(雑誌や経営本など)
・ブログ(社長の名前などでググれば出てきたりします)

今後の会社の方向性を知るには、経営トップの考え方を知ることが必要です。企業HPでも確認できることもあると思いますが、SNSやブログは特に、そのような媒体で発信されている情報はよりリアルタイムな情報ばかりです。

最終面接では社長と面接することもありますよね。そういった時のために社長のSNSやブログ、書籍をチェックしておき、面接時はそれに沿った話ができると高評価を貰えそうです。


業界研究のやり方

画像4

続いて業界研究のやり方について解説します。


やり方➀ : 就活情報サイトを見る

就活情報サイトを見る

一番手っ取り早い方法です。
まずはここからなんとなく調べてみる程度でOKかと。

・日本経済新聞
・マイナビ業界研究大図鑑
・ONE CAREER
・年収ラボ
・市場規模マップ

このあたりのサイトは参考になります。移動時間など暇な時間にスマホで調べてみてみましょう。


やり方② : 書籍やメディアを見る

書籍やメディアを見る

「四季報」「業界地図」「雑誌」「新聞」「ニュース」などを活用して調べるの手です。特に四季報や業界地図などでは一冊で膨大なデータを見ることができるので、不安なら買ってみると良いかと思います。


✔基本は企業研究と同じでOK

基本的には企業研究とやり方は同じ

企業を調べながら業界全体に視野を広げていくイメージです。

企業研究でHPやメディアを見たり、説明会やインターンに行ったりすることが重要という話をしましたが、基本的には業界研究もやり方は同じです。

というより、上記のやり方で企業研究をしっかり行えば、自然に業界研究もできてくるというような感じです。

また、ネットの情報や説明会・インターンで得た情報だけでは不安に感じる方は、前述した通り「業界地図」「四季報」といった書籍を活用するのもありですね。本屋に行けば業界本がたくさん置いてあると思うので、できるだけ最新の本を買ってみてください。

特に合同説明会は、一度に複数の説明を聞くことができるため、業界全体の動向を知るのに有効です。
他にも業界研究セミナーや学内説明会などに参加するのもいいですね。
✔︎個人的な考え
重要度としては、企業研究 > 業界研究 だと思います。(人によっては同じくらい、もしくは逆だと考える人もいると思います。)
企業研究に力を入れ、できるだけ多くの企業を調べたり比較検討していくうちに、業界に対する知識もついてくるといったようなイメージ。


企業研究・業界研究のポイント

画像5

最後に企業研究や業界研究をする際のポイントを2つ紹介します。


ポイント : 安定性・成長性を知る

企業・業界の安定性・成長性を知る

将来のことを考えたとき、その会社・業界の安定性や成長性は重要になってきますよね。

長期的に働くことが難しいような業界・企業では、あなたのキャリア形成にも大きな影響を及ぼすので、企業の構成人数や年齢、業界の売り上げなどから判断してみましょう。


ポイント② : 「広く浅く」&「狭く深く」

業界研究は「広く浅く」、企業研究は「狭く深く」調べる

業界については全体の規模や動向を大まかに把握することが大切。企業については前述した通り、「この会社について誰よりも詳しくなるぞ!」という気持ちで深く調べることが大切です。

「浅く」というと適当なイメージになってしまうかとは思ったのですが、企業研究に比べたら全体を「広く」カバーした方がいいと感じたので、このような表現にしました。


まとめ

今回は企業研究・業界研究について解説しました。

もう一度やり方をおさらいします。

企業研究のやり方
企業のHPを調べる
・企業情報(企業理念・設立年度・社員数など)
・事業内容(その会社が具体的に何をしているのか)
・採用情報(募集要項を中心に求める人材など)
・制度(評価制度や教育制度・福利厚生など)

②同業他社と比較する

③説明会やインターンに参加する

④HP以外のメディアをチェックする
・SNS(twitterやFacebookなど)
・書籍(雑誌や経営本など)
・ブログ(社長の名前などでググれば出てきたりします)

✅業界研究のやり方
基本的には企業研究と同じ
・企業研究をしっかり行えば自然にできている
・不安な方は書籍を活用しましょう

これらのやり方で企業研究・業界研究を行えば、きっとあなたに合った素晴らしい企業に出会うことができるはずです。

ESや面接も、しっかり企業研究ができている人は上手くいくと思います。ぜひこの記事の内容を参考にして、まずはHPを見ながら進めていってください。

最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。

✔注意点
筆者はプロの就活エージェントやアドバイザーではないので、専門的な知識があるわけではありません。筆者が就活していた時に得た知識やノウハウ・経験を基に情報を公開しています。就活に「これをやっておけば間違いない」「これができれば内定を貰える」といったような確実なものはないと思っています。あくまで参考程度に読んでいただけると幸いです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?