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消費支出と幸福の関係はあるのか 消費支出統計とお菓子について

人によって幸福の感じ方はいろいろあるでしょう。しかし現代日本人として生活しているので、どこかしらに通ったところはあります。みんながどんな生活やお金の使い方をしているのかを、統計を通して眺めてみると、興味深いものがあります。

総務省の統計によると、2023年7〜9月期の総世帯における家計支出の割合は、食費が28.1%と最も高く、次いで交通通信費が14.7%となっています。

地方では自動車が必須となる場合が多く、自動車関連費が交通通信費の大きな部分を占めています。近年は「自動車離れ」という言葉も聞かれますが、地域によって状況は大きく異なるようです。

食費の内訳を見ると、調理食品が4.4%、外食が5.0%と、中食・外食と呼ばれるカテゴリーが合わせて9.4%を占めています。これは、現代社会のライフスタイルを反映した数字と言えるでしょう。自炊するという家庭も多いと思います。総務省統計局の「2020年国勢調査」によると、日本の単身世帯の割合は31.9%で、初めて30%を超えまています。これは、1970年の調査開始以来、最も高い割合となっています。単身世帯では比較的、外食、惣菜の割合が高くなっていてもおかしくありません。統計はどうしても平均値に近くなってしまいます。

また、菓子類や飲料類も食費の中で比較的高い割合を占めています。嗜好品と捉えることもできますが、日々の生活にちょっとした楽しみをもたらしてくれる存在とも言えるでしょう。お菓子を食べるのはたしかに楽しいです。甘いものが糖分補給に良いという以上のものがあります。自分を甘やかしてお菓子を食べるのもいいものです。コーヒーや飲み物関連もここに含まれます。飲み物がないと作業はキツイです。

全体を見ると、生活に不可欠な食費、通勤などに必要な交通費、光熱費、住居費が大きな割合を占めていることが分かります。

ざっと見た感じとしてはお菓子や飲料の支出の多さに以外感を持ちました。確かにスーパーではお菓子類は値段が結構します。もちろんそれでも数百円のものです。お菓子について多くの人が気にするのは、値段と言うよりも、カロリーの多さでしょう。食べ過ぎは確実に太ります。お菓子類は楽しみの一つですが健康面からは褒められたものではありません。

それでもスイーツは楽しみの一つであるのは間違いありません。統計データと言うと数字の羅列ですけど、見てみると面白いと感じました。

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