短歌56

2022/8/9

エレベーターボタン押し係いつか宇宙でもこれをやろうと思う


無理矢理に殺した眠気のゾンビですほんとはキョンシーがよかったです


心電図とる時ぺたりってくっつくあれが肉球だった春の日


検査着の心許ないわたしからたぶんいろんな電波が出てる


月も星あなただったことの理由を伝える相手はあなたじゃないな


ほどいたら群青だった京王線で帰るならもう帰んなきゃだよ


2022/8/10

連星の車列わたしたちの選ぶ八月の夜の逃避行にて


夏祭り会場だった公園の公衆トイレの光度さみしい


駅前のいつも変わらない銅像を撮る人たちがいつもいること


まだちょっと満月じゃなくて撮らない でも大きいなって、思った


秋物が並び始めた店先の秋っぽい造花も売り物


本当に「そこになければないですね」をでもかなり丁寧に言ってた


Chromeの40個開いてるタブの24番目のスニーカー


5倍デー 使っちゃう場合も含めてお得な道を教えてくれた


インスタに上げないでみる わたしだけあとGoogleフォトだけが知ってる


ぶれているたくさんの人の横顔 無駄にパノラマな夏休みだね


2022/8/11

何度でも青になるから 言いたげなまばたきの言いたさを守るよ


青属性のキャラばかり好きになって青はハッピーの意です だから


パチンコにたとえる人と行く海で楽しいんならそれで良かった


これなんの絵文字?って送られてきて化けている 0と1 愛かな

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