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短歌71

死んじゃっても健康ブーム終わんないでね朝焼けを思ってたら朝焼け

不本意ながら不思議ちゃんとして生きる時鋭敏になるほっぺと背中

春に春の写真を待ち受けにしたのにそれは昨日のはずだったのに

いい絵だけどアイコン映えはしないよねみたいな理屈でフってしまった

倍の家賃の部屋に住んでる後輩の実家のポチの写真かわいい

持っている夏服全部に飽きたので秋の到来を待っています

四日坊主の資格試験の教本をかといってしまったりもしない

月面の心地と言えば頷かれこの人だったらいいと思った

まだ夜風必要な夜に虫だけが秋ぶっている 仲良くなれない

スーパーブルームーンは青いわけじゃない今も目を見て話してくれない

昼会えば昼の話をするのなら世界の始まる日に会いたいね

僕に都合の良かった頃の君が好き アフター・スーパー・ブルー・ムーン

生傷の鮮度を保つようにまた高級塩を贈られている

でもわたしきっと魔法は使わずに体育倉庫とかで昼寝する

引き換えに僕の時間を手に入れて僕の時間にすることがない

その年は優しくあることが流行って優しい陰謀論が流行った

泣いてくれる人を生きる理由にも死ぬ理由にもしたくないよ

無花果のことパンでしか知らないけど好き あと君のことめっちゃ好き

会うからね困った時は手も足も爪をとびきり変な色にして

いつだって作り置きの野菜スープを勝手に食べ尽くす愛だった

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