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大企業で新規事業を立ち上げるプロセスを「ビジネスモデル」という視点で考えてみる

「新規事業開発を推進」「新たな事業領域開発」…最近多くの企業で聞く言葉です。これまで30年近く大日本印刷という「大企業」で新規事業開発に携わってきました。でも、なかなか新しい事業が生まれてこないのも事実。
新規事業開発のプロセスをこれまでの経験から、備忘録的にちょっとまとめてみました。

1.ビジネスモデル(誰に・何を・どのように)の共有認識の設定
 事業のモデル、開発するべき価値の構造の共有
2.対象顧客・マーケットの絞り込み、設定  
    既存顧客、新規顧客、BtoC,BtoBなど対象とする顧客の設定と評価
3.顧客インサイト・ニーズの抽出
   対象とする顧客市場分析、ペルソナ設定、カスタマージャーニーマップなどからインサイト・ニーズの抽出
4.ニーズを満たすサービス・商品の設計
 ニーズを満たすサービス・商品を御社のアセットを鑑みて設計
5.提供方法、収益化スケジュールの計画
 提供方法・課金方法、運営方法、収益化方法とスケジュールなど具体的な事業設計

と、まあこんな感じかなと。

全体像はこんな感じ…


思い付きや、社内にあるもの=リソースから「適当に…」事業を考えることが多いと思うのですが、「ビジネスモデル」=ターゲット顧客、提供価値、提供方法…が明確になってないと成功する前にいろいろなハードル…リソース獲得、パートナー開拓、収益化までのPDCAマネジメントなど途中で息切れすることが大多数です。
ちょっとこんな視点でこれまでの事業開発の事例や理論を使いながら「(大)企業での新規場開発」について思うつくままに書いてみたいと思います。

また、MBA時代の恩師「内田和成先生」と神保町の共同書店
「PASSAGE by ALL REVIEWS」の
「内田和成”ビジネス”書店」
https://passage.allreviews.jp/store/CIXXLNALWARQ5MSJFFOTBCRP
の運営もやっており、その入荷情報もお届けします!


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