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毒親シリーズ

去年の今頃も毒親の本を読んでたなぁ。

・子どもを攻撃せずにはいられない親/片田珠美
・気づけない毒親/髙橋リエ
・不幸にする親/ダン・ニューハース

と読んできて、ようやく

・毒になる親/スーザン・フォワード

にたどり着き「毒親」という言葉を世に出したスーザン・フォワードさんに出会えた。

4冊も読めば、なんとなく概要はつかめてきて、わたしが知りたかったことは解決したのだけど、人って忘れる生き物なのよね。

一年もすれば、また、忘れて毒親の言動が理解できず「なんで?」ってなって、また、本を読みはじめてしまった。理解できなくても、どうしてこういう言動に至るのか、想像できるだけでも、少し心が落ち着くから。

・毒親/中野信子

中野さんの本を読んで、北風一番が吹いた秋の日の夜に見た、六本木ヒルズの蜘蛛のオブジェの姿を思い出した。とても怖くて、一緒にいた息子は半泣きだった。あまりにも北風が強くて、ヒューヒューなるなか、薄暗くそびえ立つ蜘蛛の姿。あのオブジェのタイトルがまさか「ママン」だなんて、考えただけでゾッとする。けど、それに込められた思いの深さを知ると、もう一度見てみたいなと思った。

ハリー・ハーロウのアカゲザルの赤ちゃんの実験は、今ではとても許されない実験だとは思うけど、その実験結果から学ぶことは多いと思う。

わたしは毒親育ちではないけど、毒親になりたくないと思っている。「毒親」という言葉を聞いただけで反応しがちな人は、この言葉を読んでから、毒親本に手を伸ばしてみるといいかも。

“毒親というのは、そういう親のことそのものを指すというよりも、その子と親との相性の悪さを示す概念であり、相性の悪い親の元で育ってしまった「毒親育ち」の子どもたちの、現在の状態がどれほどのものかを問う指標として有効だといえる”

そして、この言葉にも救われる人もいるかもしれない。

“この人が向けるような静かな愛情を、自分でも自分に向けてみるのです。どんな失敗をしても、どんな姿であっても、あなたはあなたであり、僕/私の大切な人です、と言うメッセージを、自分に発してあげてみてほしいのです。”

この後、

・毒親の棄て方/スーザン・フォワード

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