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中3 数学 平方根


平方根

もうすぐ2歳の息子が最近電卓に興味を持ち始めました。

押して何か変化が起きるのが面白いらしく、よく触っています。

皆さんはスマホに電卓アプリが内蔵されているorウェブ上で電卓を使うことが多いと思うので、「√」(ルート、根号)にあまり興味を持たなかった世代かもしれません。

「3」→「√」と押すと、意味不明な小数が現れます。

平方根とは、2乗してその数になる数字のことです。

例えば、9の平方根を聞かれたら、2乗して9になる数字を答えれば正解です。

正解は3とー3。

±3でもOKです。

25の平方根は±5。

121の平方根は±11。

ここまでは余裕です。

問題は7の平方根。

2乗して7になる数字なくない?

って感じで困ります。

そんな時にルートを使おう!って話です。

7の平方根は±√7です。
(ルートの中に7を書いてください。)

11の平方根は±√11です。
(ルートの中に11を回転ください。)

難しくないっていうか、むしろめっちゃ楽。

一生永遠と続く小数が、√(ルート、根号)使うとこんな短く表せる。

ルート2やルート3は語呂合わせがあるので、学校の先生に覚えろと言われたら覚えましょう。

無理数と有理数と時々循環小数

ルート2=1.41421356〜みたいに一生永遠と続く数字を無理数と言います。

他の代表例は円周率のπです。

3.1415〜と一生永遠と続きます。

ただ、一生永遠と永遠と続く数字の中にも有理数が存在します。

有理数っていうのは分数、しかも分母も分子も整数、で表せる数字のこと。

ルート2とかπとかは分数では表せません。

一方で、循環小数と呼ばれる少数は分数で表せるので、有理数となります。

例えば、0.66666666〜みたいな数字。

これが循環小数です。

他にも0.12121212〜とか。

これらの循環小数も一生永遠と続くけど、分数で表すことが出来ます。

手順が難しいですが、是非確認してください。

x=0.66666666〜って方程式を作ります。

両辺を10倍します。

10x=6.66666666〜

10倍した式から元の式を引くと、

9x=6
x=2/3

ということで、0.66666666〜という循環小数は分数で表すことができるので有理数です。

ルートの大小

ルートの大小は簡単です。

ルートの中の数字が大きい方が大きいです。

もちろんマイナスの世界では真逆です。

√2<√3

ー√3<-√2

2<√5
(2=√4)

ルートのかけ算割り算

計算力が問われるところです。

色々流派があり、人によって計算方法に多少違いがあります。

√2✕√3
=√6

√5✕√5
=5

2√2✕3√5
=6√10

√12÷√3
=√4
=2

4√6÷2√3
=2√2

√15✕√10
=√3✕√5✕√5✕√2
=5√6

あとは符号だけ気を付けましょう。

a√bの変形

3√2を√18に変形する問題です。

めちゃくちゃ大事なところなので秒で出来るようにしてください。

√aの変形

こっちの方が頻度高め。

ポイントは素因数分解しないこと。

素因数分解なんかしたら死刑だよ。

そんな指導者がいたら、多分高校数学勉強してない。

ルート(根号)の外に数字を出せるということは、ルート(根号)の中に平方数があるってこと。

つまり、4、9、16、25、36、49などの整数を2乗した数字。

それを使ってルート(根号)の外に数字を出します。

√12
=√4✕√3
=2√3

√18
=√9✕√2
=3√2

√20
=√4✕√5
=2√5

√32
=√16✕√2
=4√2

こんな感じ。

素因数分解なんて絶対にするなよ!

分母の有理化

分母にルートがあったら有理化しましょう。

決められたルールだし、方法は簡単だから、教科書で確認して基礎問で演習あるのみ。

平方根の近似値

この問題もよく出ます。

まぁ意外と簡単です。

√2って一生永遠と続くんだけど、1.414だとして、√2関連の数字がどのくらいになるか調べましょうって話。

√200=√100✕√2=10√2

つまり√200は√2の10倍だから、小数点1個移動して14.14。

√8は2√2だから√2の2倍。

√0.02は1/10√2だから√2の10分の1倍。

あとは√20を使うパターンと、100倍、100分の1倍、の組み合わせの問題。

ルートの足し算引き算

ルートの足し算引き算は文字に似ています。

2x+3x
=5x

と同じ様に、

2√2+3√2
=5√2

です。

ただ、2乗するとルートが外れるので注意が必要です。

もっと具体的に言えば、分配法則と乗法公式が出てきます。

(√2+√3)²など。

乗法公式に自信がない人は絶対に確認してください。

整数になる最小の自然数n

実は1年生の時に習っています。

24に最小の自然数をかけて整数の2乗にしたい。

なにをかければ何の2乗になる?

24は4✕6。

これに6をかければ
4✕6✕6
=2²✕6²
=(2✕6)²
=12²

全部2乗になるようにすればOK。

ということで、24に6をかけると12の2乗になります。

これをルート(根号)の中で行います。

√54n
=√9✕√6✕√n
=3✕√6✕√

nのところに6が入れば
3✕√6✕√6
=18

整数部分と小数部分

√2=1.41421356~

√2の整数部分は1です。

小数部分は0.41421356~なんですが、一生永遠と続くので表すことが出来ません。

そこで発想を変えます。

√2から整数部分の1を引けば、小数部分だけ丸々残るって考えます。

だから、√2の小数部分は√2-1です。

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