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あの頃輝いていた私

2年後に定年を向かえる友人に、一足早くリタイヤしている私は、力説しました。
「今、どんなに忙しくてもきっと懐かしいと思うことがあるよ、仕事があると言うことは幸せだし、いずれ無くなった時に、その大切さが分かると思う、仕事が無くなったら寂しいよ」

それは定年して2年の私の本心です。
私は友人に仕事が出来る幸せをどうしても伝えたかったのです。


私と仕事はとてもいい関係でした。どんなに忙しくても、嫌な事があっても仕事が好きでした。私は仕事に育てられたと思っています。大学を卒業してテレビ局に就職し43年間働いて、定年を向かえました。

世間知らずの私が、仕事を通じて様々な人たちに出会い、仕事を続けていくことで人としてたくさんの事を学びました。
人生は思い通りにいかない事、努力したことが必ず報われるとは限らない事、仕事は一人でするものではなく、多くの人と関わりながら成し遂げるものだと言う事。

社会の縮図のような会社の中で仕事をすることで、人としての修行をさせてもらったと思っています。真っすぐではなく、曲がりくねった道をぐるぐるしながら仕事から人生を学んだのです。

多くの人と協力し一つの事を成し遂げる達成感も味わい、美味しいお酒もたくさん飲みました。懸命な努力で成し遂げた仕事では、自分自身を褒めることもできました。
個人の力が組織の力になり、会社の力になる事も知りました。

仕事をすることで収入を得て、その収入で自分なりの生活をし、人生を楽しんできました。本当に仕事とは有難いものです。
私は、仕事とは自分を律し、自分を磨き、自分を高めることが出来るものだと思っています。自分の人間力や能力を社会や人と関わりながらぶつけることが出来る修行の場所なのです。

定年退職してから2年、私は仕事をしていた頃が本当に懐かしく思い出されます。あの頃の私は、収入を得ながら人生の修行をしていたのです。振り返ればあの頃の私はキラキラ輝いていました



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