地元劇団にエール◇続ける事の素晴らしさ
どうしても観たい地元劇団の公演があったので、昨日観てきました。愛媛らしいネーミングの「みかん一座」と言う劇団で、民放局のアナウンサーが40年前に旗揚げしました。
私はかつてアナウンサーの懇親会で「私は劇団を作るのが夢なんです」と言う彼女の目標を聞いたことを思い出しました。
大きな夢を実現させて、地元に劇団を誕生させて40年。その活動が地域に根づいているのです。
芝居が始まる前にVTRで劇団のこれまでの活動を振り返っていました。およそ20分。地道な活動を続けてきたことが分かりました。愛媛県内はもちろん東京やドイツやアラスカなどでも公演活動を行ってきたそうです。
今回私がみかん一座の公演を観たかったのには理由があります。
私もかつて審査員に名を連ねていた西予市城川町の「全国かまぼこ板の絵の展覧会」が物語のきっかけになっていたからです。
その展覧会は西予市の小さな美術館「ギャラリーしろかわ」がかまぼこの板をキャンバスにした絵を全国から募集しているもので、毎年5,000点以上の作品が届いています。
その中の一枚の絵が今回の「ミュージカルつながる奇跡」のモチーフになっています。
2011年3月11日の東日本大震災の3時間前に岩手県の小学校からギャラリーに発送されたかまぼこ板の絵が奇跡的にギャラリーに届きました。そのことが発端で、岩手と西予の人たちの交流が始まったのです。
西予から贈ったみかんから種を取り出して苗に育てた岩手の子どもたち。その子どもたちが育てた苗を、今度は西予のミカン農家が譲り受け懸命に育てて、いつしか果実が収穫できるまでになったのです。
そんな奇跡のような出来事が舞台上で演じられました。
ミュージカルには地元の人たち60人あまりが参加し、応援する観客と舞台が一体となって温かい空気の中で物語が進んでいきました。
地域で起きた心温まる物語を多くの人に伝える劇団の活動と40年間劇団を率いて存続させてきた座長の志に私は大きな拍手を送りました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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また明日お会いしましょう。💗
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