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美味しい食卓からSDGs

私の母は92歳です。
「お母さん、一番の楽しみは何?」と訪ねると
すぐさま「美味しいものを食べることよ」と言う答えが返ってきます。

なので毎日、母が喜ぶ料理を一生懸命作って笑顔になるように、食材とにらめっこしながらメニューを考えています

毎日ですから、調理法や味付けなどはテレビの料理番組をヒントにしたり、ネットのレシピを上手に使って、バリエーションを持たせています


最近はSDGsの取り組みとして、「食材を無駄にしないように」と言うポリシーで、冷蔵庫の中身と相談しながら、レシピをより吟味しています。

例えば、卵の賞味期限を見て、生で使った方がいいか、ゆで卵やスクランブルエッグなど熱を加えた方がいいかと考えたり、元気がないほうれん草やチンゲン菜を美味しく調理するにはどうすればいいかと工夫したり、使い残した豚肉を食べきるためには、どの食材と合わせればバランスがいいメニューになるかなど、しっかり考えて、調理をするようになりました。

SDGsを意識するようになってからは食材を効率的に長くもたせるために冷凍保存しています。キャベツもネギも直ぐに調理できるように、カットして冷凍し、カボチャなどはボイルしてから冷凍するようになりました。

SDGsに取り組むようになってからは、何故か冷蔵庫の中の食材がとても愛おしく思えてきます

余らせることなく使いきって、すぺてを食に生かそう」そう思いながら、母を笑顔に導く料理を作る毎日です。

肌寒い日に「お母さん今日は思いっきりSDGsを意識したメニューだよ」と言って我が家流の具だくさんの寄せ鍋を出しました。

母はニコニコしながら「栄養たっぷりで、暖まってええねー、その上SDGsまで考えとんかな、あんたそれはおりこうさんじゃ」と誉めてくれました。

最近は、母も無駄を出さない食生活に敏感になっています。
私たち親子はこうして毎日の食卓からSDGsに取り組んでいます


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