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年月のいたずら◇同じものがない

ここ最近、困った事がいろいろあります。年月がいつの間にか過ぎ去って、あるべきものが手に入りにくい事が多いのです

まずはエアコンの不調からのスタートでした。20数年前の空調システムだったので、一つのエアコンが不調になると、もう一台も使用できなくなりました。室外機の故障のために部品を交換する必要が出てきました、ところが部品が製造中止になっていたので、二つのエアコンと室外機のすべてを買い替えなければいけなくなりました

その時言われたのは「電化製品は10年です」と言う、切ない言葉です。それもそうだと思いますが、たった一つの部品のために、買い替えは本当に痛かったです。


次に止まったのは台所のレンジフードの換気扇でした。これもまた20数年前のもので、古い型のために、部品の製造が無く、買い替えということになりました。

私たちは、「そうなんだろう、電化製品には製造の寿命があるんだ」と思いながら、どんなに大切に使っていても10年が大きな節目だと思い知らされたのです。

購入時は最新であっても、何時しか旧式になって、部品すら製造されなくなる、本当に残念でなりません。

最近では、家電製品ではありませんが、母のメガネ型の拡大鏡の鼻パッドで一苦労でしました
母は買った当初からついていた鼻パッドが付け心地が良かったようです。鼻パッドが外れやすくなったので、同じものを探したのですが、残念ながらその鼻パッドは製造中止で、新しいタイプの物しか手に入りませんでした

僅かな違いですが、母の使用感、距離感には最初についていた鼻パッドが一番だったようです。鼻パッドされど鼻パッド、「何でないんかねー」と私に聞いてきます。

いつか、朽ちることを最初に気付いていれば替えも購入時に用意しておいたはずなのですが、今さらどうにもなりません。

最近は年月の経過で手に入らないものに泣かされてばかりです。

実は自分自身を振り返ってもそうかもしれません。
まっすぐな心、人を疑わない若かりし頃の純粋な気持ちが薄れてしまっているなと思います。未熟な若さからくる、真摯な心は人生の時間の経過とともに無くなってきています
でも、これだけは私が気付いた時に取り戻せるはずです。
嘆いてばかりはいられません。


【毎日がバトル:山田家の女たち】

《いつまでもあると思っていたら間違い》


「世の中の移り変わりがあまりにも早いので、昔人間は中々ついていけんわい、昔は冷蔵庫を買ったら一生あると思いよった、機能はいざ知らず、傷みにくかったと思う、まあ世の移ろいには勝てんわい、それに対応していかんといかんのよね」

「お母さん、鼻パッド残念じゃったねー」

「拡大鏡が手に入って良かったと思いよったけど、以前の鼻パッドが製造中止になっとったとは、ホント残念じゃわい

何時までもあると思っていたら大きな間違いだと言うのが分かります。大切に使い、そして諦めることも必要な時代です。


最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗


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