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好きなものを作る

「これ好きだな。 」
 と思ったら、良さを分析してみる。
 「好き」は、最も信頼できる指標である。
 論理を超えて、真理を直観し、しかも情緒的な感覚を伴うからだ。
 他人の作品を見て、熱狂的に好きになると、自分の創作にも熱が入るものだ。
 作品の一場面だったり、キーワードだったりもする。
 文章を好きになるのは、国語の正しさを無視して、音律とイメージが良いときである。
 「文章の書き方講座」に頼り過ぎると、文章を感じ取るアンテナの感度が下がると言われる。
 例えば「起承転結」を明確にすると良い文章になるだろうか。
 無理にこじつければ、大抵見出すことができる。
 つまり、起承転結がドラマチックなストーリーの骨格だと言えるが、ドラマチックな作品には、大抵見いだせるのだ。
 逆に、全くドラマチックな要素がない文章を書くとすれば、具体詩を繋げた文章になる。
 単語の意味を排除するのである。
 具体詩には、別の意味があるので、ドラマがない訳ではないが、文章ではない視覚的要素から滲み出るのである。
 「好き」だと思う直観は、体験から積み重ねた思考がもたらす。
 経験の蓄積が「好き」に結晶するから、創作するときに好きなものを作るべきである。


「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。