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ヤマタノオロチについて

 8つの頭を持ち8本の尾を持つ最恐の怪物とされる。
 頭がたくさんある怪物には異様な威圧感を感じる。
 デュアルプロセッサのように、それぞれが連携して高い能力を発揮するかも知れない。
 真言宗などの、密教の神は超人的な能力を顔や手の数で表現する。
 千手観音、阿修羅像などがそれである。
 日常生活の中で
「腕がもう一本あれば」
「もう一人自分がいれば」
 と思うことがあるが、その無理な願望を神様は叶えているようだ。
 超人的な能力を視覚的に表現するときには有効だろう。
 技術革新を賛美した未来派の表現にも見られる。
 最近はあまり見かけないが、慌てて走る様子を、足をたくさん描いて表現することがそれである。
 もしもそれぞれの頭が独立した意志を持って、性格が違ったらどうなるだろうか。
 兄弟喧嘩のように言い争いが始まるのではないだろうか。
 首が8本あって、8種類の性格が同居していたら、リーダーが必要になるだろう。
 しっぽが8本あることも、計画的に動かさないともつれそうである。
 何となく「ダメヤマタノオロチ」の図像が浮かぶ。

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