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コミュニケーションセミナーで思ったこと

 コミュニケーションセミナーで、こんなことをしている。

「隣の人とペアを組んでください」

 偶然隣に座った人と研修するように仕組む。

 もちろん無作為。

 このほうがうまくいくのである。

「まずは、1分間自己紹介をしてください。ただし、聞き手は一切相槌を打たないでください」

 そして1分。

 立場交代で1分。

「次に、また自己紹介をしてください。趣味の話などで話を広げても結構です。今度は相槌を打ってください」

 そして1分。

 交代して1分。

「はい。終了です」

 会場にどよめきが起こる。

「もっと話をしたい」

 という気持ちでいっぱいになるし、聞き手はもっと聞きたい、と思うのだ。

 「もっと~したい」という気持ちを持っているうちに中断することも大事なポイントである。

 相手に続きを想像させる。

 仕掛けは至って単純だが、効果的なセミナーだった。


「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。