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📕i
西加奈子、著
i アイ
シリア人のアイは、国籍の違う父と母に養子として迎えいれられる。
災害や戦争、貧困、世界のどこかでは誰かが犠牲になっている。
恵まれた環境で生活するなか、アイは悩み、苦しむ。なぜ自分ではないのか?
アイとは違う感性をもち、互いに認めあえる友人ミナと、愛する人ユウ。見守り続けてくれる両親。
アイは自分が生きる意味を見出していく。
過去から現在まで、ほんとうに多くの惨事が伝えられてくる。
あたりまえのような自由や平和が、突然、様変わりする様子を。
アイほどの感性で世界に起きていてることを感じることはできないし、日常として受け入れることは難しい。
だけど、忘れないこと。
再認識させてもらえる小説だった。
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