20200208主観と客観はグラデーション

【図解782】主観と客観はグラデーション

20200208主観と客観はグラデーション

【特殊型】主観と客観の関係は「主観の箱から客観の箱に完全に移動する」というより、主観と客観のグラデーションの中で「主観寄りから客観寄りに移動する」と考えるとよい。

データの解釈という手順を経る以上、ある程度の主観は混じるもの(データ自体にまぎれや推計があることも多い)。

「客観は絶対」と思うより、濃淡の問題だと思っていた方が柔軟な対応が取れるだろう。

この図解の一工夫:見出しをあえて使わないことで、対比ではなく全体として1つの文であることを視覚的に示した

※図解パターンの説明はこちら



主観性と客観性についてふと思いついたことを図解にしたものです。

「データで裏付けを取るのが大事」とよく言われますが、「裏付けを取れば絶対安心」ではなく「裏付けは取ったけど、まぎれがあるかも」と考えて懐を少し深く構えていた方が、予想外の事態に対応しやすいように思います。

ただ、すべての可能性に完璧に備えるのはもちろん不可能なので、ある程度の線引きは必要です

「どこまでの客観性でよしとするか」の線引きはその物事の重要度次第ですが、「自分が現実的にこれ以上できることがあるか」は一つの目安になるでしょう。



ちなみに私自身は、どちらかと言えばよく確認する(裏付けを取る)方だと思います。

ただ、その確認の仕方が「相手に口頭で確認する」が多く、外面だけはいい人など「相手の能力や人格が信用できないケース」では少し不安があります。

一応、初めてのところはネットの口コミなども見て参考にはしています

また、「確認したからすることはやった」とそこで図解の左側のように「不安」から「安心」の箱に入れてしまいがちなので、今後は上にも書いたように「もしかしたら見えてないものがあるかもしれない」ともう少し懐を深く構えようと思います。


この図解のアナロジー(類推。ここでは本質的な構造が似ている≒同じ図解で表現できるもの)は、「0か1かではなくグラデーション」と一般化することで、

・物事の「正しさ」(「どちらかが100%正しい」より「どちらの言い分もあるけど、どちらかと言えばこちらの方に分がある」が多い)
・物事の原因(理由が1つのことは実際には少なく、グラデーションで複数の理由が絡まっている中で「これが比較的多い」ということが多い)
・料理の味付け(調味料の量の調整はグラデーション)

などが考えられます。



20200208主観と客観はグラデーション 次点

画像3

画像4

次点の図解と下書き(オレンジの線は視線設計)。

次点のものは右側のグラデーション部分に定規を使ってみたものですが、左部分との統一感がイマイチだったので次点としました(左も箱のアイコンを使えばもっと良かったかもしれません)。

下書きでは、今回は文章の一部を図解にした感じなので、真ん中の「ではなく」も自然に目に入るようにし、「2つの図解の対比」ではなく「全体として1つの図解」になるように心を砕きました。

2枚目の下書きは2つの図解を縦に並べたレイアウトですが、自然の流れが細切れになり見づらいと判断して横向きの流れのレイアウトを採用しました。


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