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【図解1540,1541】現在と過去が溶け合い、アウトプットが生まれる

【特殊型】最近行ったインプットと、過去の知識や経験が溶け合い、発言や行動などのアウトプットが生まれる。

アウトプットの一部は経験としてインプットとなる。この割合を増やすには振り返りとそれを活かした工夫が重要。

また蓄積された知識や経験の一部は結晶化し、自分の中で長く残る。

現在と過去が溶け合いアウトプットが生まれる。


【特殊型】アウトプットは過去だけでなく現在のインプットの影響も受けるため、濃厚すぎるインプットは行動も極端になりがち。

たとえばお金の勉強をやりすぎると、お金のことばかり考えてしまい、節約思考が行き過ぎてかえって生活の満足度を下げてしまうこともある。

極端な自分に気づいたり周りに指摘されたら、少しインプットを見直してバランスを取ろう。



自分の最近の経験とその教訓を元にした図解です。

2枚目の「お金の勉強をしすぎて生活のバランスを崩す」のくだりは私自身の実体験で、これが今回の図解を描くきっかけになりました。

インプットとアウトプットの関係は「インプット→処理(思考や整理など)→アウトプット」という形で語られることが多く、このような「成果物としてのアウトプット」(図解や読書感想noteなど)はインプットの影響を色濃く受けます。

そして、上記のようなアウトプット以外にも今回図解にしたような「日常の発言や行動」という形のアウトプットもあります。

日常の発言や行動は最近のインプットと過去の経験や知識が混ざり合ったものですが、過去の経験や知識の影響が大きいため、その時その時のインプットは異なっても全体としては概ね安定した「その人らしさ」を形作っているように思います。

ただ、2枚目の図解のようにインプットがあまりに極端すぎる(濃すぎる)と、それに大きく引っ張られてしまい日常生活などのバランスを崩してしまい、「その人らしくない」言動をしてしまうこともあります。

「その人らしくない言動」は変化とも言えるので全部が悪いわけではありませんが、極端すぎると自分の気持ちのバランスを崩したり、周囲との摩擦を生む場合もあります。

そういう時はインプットが濃厚すぎたと判断し、少しインプットを減らし、バランスを戻すのがいいでしょう。

特に「凝り性」な人はこの落とし穴にはまりがちなので要注意です。


私自身は、趣味としての図解を描く時間をより多くとるために、昨年末~今年の1月末頃まで集中的に人生設計やお金とのつきあい方を見直していました。

インプットの手段としては主にながら聞きのyoutubeを使っており、最初は家事や筋トレの時間つぶし程度でした。

しかしいつの間にか、日常の買い物や散歩なども含めほとんど常時youtubeを聞いている状態になってしまい、「いつもお金や家計管理のことで頭がいっぱいな状態」になっていました。

ちなみに私は結構凝り性です

妻に指摘され、自分自身でも生活の満足度のバランスを欠いていることに気づいたため、今は家事と筋トレのながら聞き程度に戻したところ、今は生活や心のバランスもほぼ元の形に戻りました。


極端なインプットも、それを意識したうえで期間限定に行うならば有用なこともあり、要は使い方次第です。

ただ、自分で気づかず周りに指摘されるような状態は、やはり無意識に行き過ぎている可能性が高いでしょう。

みなさんも、極端すぎるインプットにはご注意ください。


この図解の応用例

この図解を「最近のものだけでなく、たくさんの過去も混ぜ合わさってできているもの」と抽象化すると

  • 人の身体(最近の食事と過去の食べ物。2、3日健康的な食事をしても一気に健康になるわけではありません)

  • 人間関係(最近のやりとりと、今までの関係の混合。多少のミスも今までの関係があるからこそ多めに見てもらえることもある)

  • 湖の水(川や雨で入ってくる水の成分は、元々貯まっていた水で薄められる)

  • 冷めたお風呂と追加のお湯(熱々のお湯でも、かなりの量を入れないと湯船全体は温まらない)

などにも転用できそうです。

ことわざ化:なし(思いつきませんでした)


●関連note&マガジン

・図解の「型」と使用例→図解パターンの説明
・この図解を描いた人→図解でわかる山田太郎

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