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【図解1917~1919】行動への指摘は「思考も否定された気分」になる

【ピラミッド型】人の行動の土台には、その元になる思考と人格がある。

行動は周りからも見えるが、その土台にある思考と人格は周りからは直接見えない。


【ピラミッド型】伝え手が「行動」の部分について問題点の指摘をした時、受け手は行動だけでなくその土台にある思考もセットで否定されたとつい感じてしまいがち。

行動への指摘は「思考も否定された気分」になりやすいので、受け手が行動と思考を分離して受け止めることが重要。


【ピラミッド型】また、伝え手側もつい行動だけでなく、その土台にある思考も「こういう甘い考えだったのだろう」と決めつけてセットで否定してしまいがち。

それが正しいこともあるが、思考についてはあくまでも推測で、伝え手側が勘違いしていることも意外にある。思考部分にも指摘するときは、まず指摘を受ける側の思考(意図)を確認し、すり合わせた上で指摘することが重要。


自分が失敗をして、問題点の指摘を受けた時に感じたことの図解です。

完璧な人間はいないので、自分が問題点を指摘される側/する側、どちらの立場も日常生活でしばしば経験するものです。


問題点を指摘する時は、「行動の問題点を指摘し、こうしてほしいという要望を伝える」のが原則です。

ただ、そうして適切に伝えてもらった場合でも、指摘された側はつい「行動だけでなく、思考もセットで否定された」と受け止めてしまいがちなように思います。

経験上は、自分なりに色々考えた末の行動が結果がいまいちだった場合は、労力をかけた分「思考もセットで否定された」と感じやすい印象です。

この辺は感情が絡むところなので、指摘の内容自体が納得できるものなら「自分の思考まで含めて否定されたわけではない」と切り替えていくしかないのでしょうね(このピラミッドの図解を思い出すのも効果的でしょう)。


また、逆に自分が指摘する側の立場になった場合、つい行動だけでなくその背景の思考まで推測し、それも否定してしまうことがあります。

再発予防などの観点からは、行動だけでなくその背景にある思考含めて相手に変えてもらうことが必要な場合もあるでしょう。

ただ、その場合でも少なくともいきなり決めつけずに「こういうふうに考えた結果だろうと思うんだけど、それで合ってるかな?」と確認のステップを入れ、その上で望ましい思考の流れを伝えると、受け入れてもらいやすいように思います。

ちなみに思考の土台には人格がありますが、人格否定が望ましくないのは言うまでもありません


「行動への指摘は『思考も否定された気分』になる」、自分が指摘される側でも、する側でも、ぜひ心に置いておいてくださいね。


●関連リンク

図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例

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