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【みんこず4・図解1813~1818】情けは人の為(ため)ならず(8/26図解追加)

みんなでことわざを図解して楽しむ「みんなでことわざ図解」(略称:みんこず)、第4回のお題は「情けは人の為(ため)ならず」です。お盆休みにぜひ挑戦してみてくださいね!(目次の「みんなの図解」から追記分にジャンプできます)


「みんなでことわざ図解」って何?

「みんなでことわざ図解」とは「お題のことわざを参加者のみなさん(私含む)に図解してもらい、それを紹介する」ものです。

以前から「インターネット上に、気軽に図解を練習できる場所があるといいな」と思っていたので、自分でやってみることにしました。

「みんなでことわざ図解」は

  • 手を動かして図解の練習ができる

  • 図解化を通して自分視点でのことわざの理解が深まる

  • 他の人の図解を見てことわざを多面的にとらえられる+図解の表現の参考になる

という"一粒で三度美味しい"企画となっています。

図解に「正解」はありません。他の方とかぶっても全く問題ありませんので、お盆休みなどを活用してぜひ気軽に参加してみてくださいね!


【今回のお題】情けは人の為(ため)ならず

今回のお題は「情けは人の為(ため)ならず」です。

情けは人の為ならず
他人に親切にすれば、巡り巡って自分に返ってくるということ。

参考:故事・ことわざ・慣用句辞典オンライン「情けは人の為ならずとは」


参加方法と注意点

ご参加いただける方は「#みんなでことわざ図解」のハッシュタグをつけて図解を投稿してください。本記事の「みんなの図解」でご紹介させていただきます(投稿note内にこのnoteのリンクを貼り付けていただくとより確実です)。

なお、図解を投稿する際は下の1+2の表示をお願いします。

  1. 図解内に出典として上記サイトを表示(下記画像参照)

  2. 投稿するページに出典としてことわざページへのリンクを表示

出典の記入例
出典:故事・ことわざ・慣用句辞典オンライン「情けは人の為ならずとは」
(https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/3943.php)

上の文章を図解の下部(1.)と投稿ページ内(2.)に貼り付けてください(図解内での文字サイズは10pt程度の小さい文字でOKです)

今回の投稿期限の目安は8/26(土)18時です(それ以降でも投稿いただいた図解は適宜ご紹介させていただきます)。

図解に慣れるコツは、なんといっても「自分の頭で考えて手を動かす」ことです。図解に”正解”はありません。ぜひ気軽に挑戦してみてくださいね!


ヒント

情けは人の為ならず
他人に親切にすれば、巡り巡って自分に返ってくるということ。

「他人に親切にする→親切が巡る→親切が自分に帰ってくる」とシンプルにとらえるなら順番を表現する「〇〇型」、「巡る」という表現を重視するなら循環を表現する「△△型」も候補になりそうです。

上のリンクは直接「○○型」の紹介にジャンプします。なおヒントはあくまでも図解の一例なので、他の表現にもぜひ挑戦してみてくださいね!


みんなの図解(8/26追加)

以下、投稿いただいた図解です。ご参加ありがとうございます!(紹介は投稿日順。noteリンクは最後にまとめて掲載しています)


まるもさん(2枚)

日経図解(日経新聞の記事図解)を投稿されているまるもさんは、2種類の図解を投稿してくださいました。


1枚目は「思いやりの循環」を循環型(サイクル型)で表現したもの、2枚目は「人への親切は、自分がしたくてやっている。だから、何か返ってくることを期待しない。」という思いを「鏡の中の自分に向けて思いやりを渡す」というイラストで表現されたとのことです(私の図解パターンだと「特殊型」に該当)。

最初のシンプルな図解を元に、ご自身の思いをさらに深め、それを「鏡の中自分に渡す」というアイデアがすてきですね!


あすず@絵や図で毎日アウトプットさん

絵やイラスト調の図解を毎日投稿されているあすずさんは、手描き調の図解でご参加くださいました。

「このことわざの意味を初めて知ったとき、本当にそうだろうか、と思い、そして、今も、そう思っている」とのこと。

そして「見返りなんて全く期待していない。期待していたら、やっていられない。」とつづりつつも、最後は

でも、いつか、もし、何か少しでも
めぐりめぐって自分に返ってくるのだとすれば
そんなに幸せなことはない。
(中略)

期待はしないけど「信じる」
あきらめずに日々できることを淡々とする。

そんな生き方をしたいなぁと思う。(太字は山田太郎による装飾)

あすずさんのnoteより

と締めくくられています(上記の想いは、図解のあすずさんの矢印の色などにも表れていますね)。


あんぱんだ | 視える化推進エンジニアさん(2枚)

「時間の家計簿」や日常、家族ネタなど様々な図解を投稿されているあんぱんださんは、2枚の図解でご参加いただきました。

1枚目は内容をシンプルに図解にした「情けが人の間を回って戻ってくる」循環型(サイクル型)、2枚目は新渡戸稲造の言葉にことわざの由来を求め「情けをかけた時点ですでに自分は満足感を得ている」ということを表現されたとのことです。

全体構図のわかりやすさと、お子さんと奥さまが出てくるところがあんぱんださんらしいですね。そしてあんぱんださんの家庭内での立場がしのばれます……(特に1枚目の右上)。

またこの「情けは人のためならず」はよく誤用されることわざとしても有名ですが、それについてもデータも交えつつ紹介されているので、ぜひ元noteもご覧ください!


さいためさん

図解お茶会(図解に関するおしゃべりを楽しむ会)常連のさいためさんも、8/26当日にご参加くださいました!

マトリックス・2軸マップ型を使い、「他人がしてくれたことへの感謝」との対比で「自分が行動するきっかけ」として、「情け」を位置づけられていました。

私もお題にするにあたり色々な表現を検討したのですがマトリックスは思いつかなかったので、マトリックスが得意なさいためさんらしいと感じました。

人のために何かをする
自分が行動するキッカケが情け
たとえ成果がなかったとしても
自分が行動できたことで自分の為になる(中略)

何の為は大事だけど
時々気にするぐらいがちょうど良いかも

さいためさんのnoteより


山田太郎1~3(プロセス型、サイクル型、反応型×包含型)

お題出題当時(8/12)に作成した3枚。

1枚目は「他人に親切にする→親切が巡る→親切が自分に帰ってくる」とシンプルにとらえたプロセス型、2枚目は「巡る」という表現を重視し、自分→相手→世間の循環を表現したサイクル型(ヒントに出ていたのはこの2パターン)。

3枚目は少しひねって「相手も世間の一部」ととらえ、「自分」と「相手+世間」での親切のやり取りを反応型で表現したもの。ただ、これはひねりすぎて補足説明が必要な少しわかりにくい図解になってしまいました。


山田太郎4,5(ベン図型、特殊型)

4,5枚目のベン図型と特殊型は、参加してくださったみなさんの図解を見た後で別の表現を再検討して生まれたもの。

4枚目のベン図型は「親切にすれば今、相手喜ぶ。将来、自分喜ぶ。だからごちゃごちゃ言わず他人には親切にする!」と熱意と勢いで押しきる図解です。今回のことわざが言いたいことは結局「他人には親切にしよう」だと思うので、その部分をくみ取って強力にプッシュしました。

5枚目の特殊型は「自分がした親切は、巡り巡って沢山の人に拡散していく。そしてそれは気がつかないかもしれないけど、将来きっと自分にも返ってくる。でもたとえ親切が返ってきてもこなくても、他人には親切にし続けよう」というものです(5枚目は今回の図解で一番のお気に入りです)。


今回のことわざ図解の分布

今回は4名の方にご参加いただいたので、図解パターンの分布をグラフにしてみました。

今回は特殊型、サイクル型、反応型が多かったですね。

ちなみにこれはただの傾向なので、当然ですが「多いほうが正しい・えらい」というわけではありません


あとがき

ということで、みんなでことわざ図解第4回「情けは人の為ならず」でした。

今回は、まるもさん、あすず@絵や図で毎日アウトプットさん、あんぱんだ | 視える化推進エンジニアさんの3名にご参加いただき、今までで一番盛り上がりのある回となりました。ありがとうございます!

今回のことわざの説明はかなり短くシンプルなものでしたが、みなさん説明文の単純な図解を超え、それぞれの経験も踏まえたその人らしい図解を描かれていたと感じました。

「情けは人の為ならず」、この図解自体は多くの方が知っていると思いますが、「図解にする」という作業を通してことわざの意味をより深く味わい、ご自身の糧にされた結果なのだと思います。

今回もみなさんの図解を楽しみ、味わいつつ、自分自身でもことわざと図解の理解を深められました。

次回は9月~10月頃の開催を予定しています。今回ご覧いただいて興味を持たれた方、ぜひご参加くださいね。

まるもさん、あすず@絵や図で毎日アウトプットさん、あんぱんだ | 視える化推進エンジニアさん、ご参加いただきありがとうございました!


関連リンク

ご参加いただいた方


山田太郎

図解の「型」の説明→図解パターンの説明と使用例
主催者について→詳細プロフィール

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