【図解61,62,63】図解の書き方は「ひらめき型」と「分析型」がある(2018/6/1 画像差し替え、文章追記)
こんばんは、山田太郎です。
今回は、noteでそれなりに図解を書いてきた経験をふり返り「図解の書き方」というテーマについて図解で考えてみました。
目次
・図解の書き方は「ひらめき型」と「分析型」の2種類ある
・「ひらめき型」の図解の書き方
・「分析型」の図解の書き方
・図解のパターンと作成時の工夫(別記事)
・おわりに
図解の書き方は「ひらめき型」と「分析型」の2種類ある
図解の書き方には大きく「ひらめき型」と「分析型」の2種類があります。
この2つは種類の違いで優劣はありませんが、私自身は「ひらめき型」で書くことが多いので、ひらめき型→分析型の順で説明をしていきますね。
ちなみにそれぞれの特徴はこんな感じです。
「ひらめき型」の図解の書き方
ひらめき型は最初からひらめきという形で”答え”が出ているので、「答えから逆算する『逆行型』のスタイル」になります。
ちなみにこのひらめきは思い付きではなく、日頃の思索の蓄積や経験が熟成されて「ひらめき」という形で浮かんでくるものになります。その性質上、「今まで自分が考え続けてきたテーマ」(無意識含む)と相性がいいように感じます(ひらめきに関してはこちらもどうぞ→【図解24】ひらめきには2種類ある その2)。
図解作成時のポイントとしては、下書きの後にいきなり清書するのではなく、一旦抽象化(キーワードなどを箱と矢印だけで表現する)して発想を広げ、そのあとフレームワークなどを使ってより良い表現がないか模索することが重要です。
こうすることでひらめき(直感)と論理の両方を活かした質の高い図解を書くことが出来ます(直感と論理の活かし方についてはこちらもどうぞ→
【図解22,23】直感と論理をかけ算で活かす)
経験的にはひらめきは8割程度は正しく、残り2割を先ほど書いた抽象化~選択でベストなものを探したり、派生する図解を考えるイメージです(将棋の羽生善治氏も「決断力」という本で「直感は7割正しい」と述べています)。
ひらめきを得るポイント・日常的な思索の蓄積・よく寝てよく食べできる限り「元気」な状態をキープする・することはメモして吐き出すなど「頭を空っぽにできる状態」を積極的に作る・ひらめいた内容をできるだけ早くメモする・できるだけ早く下書きして「ひらめきに形を与える」
(ひらめきについてはこちらもどうぞ→【図解48】ひらめきには「頭の余白」が必要)
逆にふだんひらめき型の図解を書いている人が書けなくなったら「黄信号」なので一休みして体制を整えましょう(この状態では仕事のクオリティ全体も下がっているはずです)。
なお、ひらめき型はいきなり”答え”が見えますが、「答えを裏付ける情報」の収集も忘れないようにしましょう(私もあまり人のことは言えないのですが汗)。
「分析型」の図解の書き方
「分析型」はデータや文章の分析を積み上げ図解を作る「順行型」の書き方になります。その性質上、「自分にとって新しいこと」と相性がいいようです(たとえば新しく勉強したことを図解にして定着させるなど)。なお、模索以降の手順はひらめき型と同じです。
目の前の情報からスタートするため安定感があり、また裏付けも強いこと、再現性が高く「型」を作りやすいのが特徴です。その関係か「図解の書き方」として紹介されているのはこちらが多いようです。
情報のキーワード化と関係性の評価(抽象化)がカギなので、この2つを粘り強く行うと図解の質向上につながるでしょう。
ちなみに図解の練習という観点からは、ひらめき型はひらめきが出てこないとどうしようもないので、「分析型」の手順がおすすめです。
練習の題材にはツイートや名言など情報量が少ないものから始めるとよいでしょう(図解の練習についてはこちらもどうぞ→【図解12】図解の練習はTwitterや名言集がおすすめ)。
ちなみに図解の勉強には行武亜沙美さんの「"発信力をアップさせる"ゼロからのやさしい図解」がポイントがコンパクトにわかりおすすめです(今までも何度も紹介してますが(^^;)。
ちなみに私自身は最初にも書いた通り最近はほとんど「ひらめき型」ですが、昔ロジカルシンキングにはまっていた時はひたすら順行型でツリーを書いていた時期もあります(頼まれてもいないのに「どうすればこの組織に人が増えるか」をロジックツリーで考えたりしていました笑)。
図解のパターンと作成時の工夫(別記事にて作成予定)
この図解は流れや手順を見える化する「プロセス」型になります。同じパターンの図解はこちらのマガジンをご覧ください。
下書きや工夫等については【舞台裏】として後日別記事で投稿予定ですので、少々お待ちください……。
おわりに**
今回は「図解の書き方」について図解で考えてみました。
ひらめき型、分析型それぞれ一長一短ですが、図解の練習としては安定感があり育てやすい分析型がおすすめです。
今回のノートはいかがでしたか?感想やアドバイスなど、ぜひお気軽にコメントいただけるとうれしいです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
★関連ノート
このテーマ(図解の書き方や練習)に興味がある方はこちらもいかがですか?
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