【図解1503】「コンビニ人間」読書メモ図解(♯ネタばれ注意)
【ドーナツ型(層構造)】「ふつうの人」にとっては「こちら側の世界の人」か「あちら側の世界の人」かは、「問題を起こすかどうか」よりも大きな意味を持つ。
そのため「問題だらけのこちら側の人」の方が、「問題を起こさないあちら側の人」よりも理解可能で、ある意味望ましくさえある。
あちら側の人は、叱られすらしない。
先日読んだ『コンビニ人間』という本の
という文章が印象的だったため、自分なりの解釈で図解にしたものです。
詳細についてはぜひ本を読んで欲しいのですが、雰囲気が伝わるようにHPから本の紹介文を引用しておきます。
この図解は引用文中の「妹」視点を意識して描いたものですが、「こちら側」と「あちら側」の境界線は、それぞれの人の中にあるものなのだと思います。
本来、この境界線は自然の中には存在せず、頭の中にしかないものです。しかし、それがこの本のように精神的な距離になったり、または時に物理的な壁などの形で現れたりもするのでしょう。
ここではその是非については触れませんが、少なくとも「『あちらとこちらの境界線』は自分が作っているもの」という意識は持っておくと、色々なことに気づいたり、柔軟な対応がしやすくなると思いました。
私自身は、正直なところこの本で言う「あちら側」寄りな人間のため、主人公に共感を感じながら読み進めました。
人生40年も近くなり、様々な学びのおかげでそれなりに「ふつうのフリ」もうまくなり、なんとか周りから見て「なんか変な人」くらいで「こちら側」の端くらいには引っかかるようになったと思っています。
ただ、この図解を描いた後に「『こちら』も『あちら』も結局は人間の都合=そもそもはこの境界線自体が存在しない」ということに気づき、むなしいような、晴れ晴れとしたような気分になりました。
これからも社会の中(=こちら側の世界)で生きていく以上、「ふつうのフリ」はこれからも続けていくでしょうが、同時に今回の気づきは頭の片隅に置き続けようと思っています。
この図解の元ネタの本はこちら。「ふつう」について改めて考えさせられる本なので、図解を見て興味を持った方はぜひ読んでみてくださいね。
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