京の学び「第23回京都検定対策について」
試験日まで
三週間を切りました
はじめに
まずは京都検定について紹介したいと思います。
ご当地検定の一つで今年二十周年を迎えました。京都の歴史、文化、風習などを確認する試験です。3級試験は夏冬の年二回。2級&1級試験は冬の年一回試験が行なわれます。制限時間は90分で試験会場は京都と東京の各会場になります。
今年度の申込期間はすでに終了。今年度の受験日は2023年12月10日(日)です。つまり残り三週間を切りました。
3級の試験対策は
公式テキストの中から90%以上を出題され、マークシート択一方式で70%以上の正解で合格となる3級試験。
公式テキストの内容をしっかり頭の中に詰め込んで、京都関連の時事ネタや報道にアンテナを張っておけば容易く合格することができます。アニメ・ドラマから出題されることもあるので、気分転換にそういうのを見て楽しむのもいいと思います。あと、数問ほど問題の中に答えが書いてあったりします。しっかり読み込んでみて下さい。
3級試験だけ年二回実施されるので、万が一不合格になってもすぐに再挑戦できます。京都をより好きになる京都検定。ぜひ受けてみて下さい。
わたしの2級試験対策
まだ2級に合格していない私ですが、今やっている試験対策を紹介したいと思います。
過去問をひたすら解く
Wikipediaを参考書代わりに
公式テキストを侮るなかれ
1.過去問をひたすら解く
いわゆる受験勉強と同じやり方です。傾向と対策を掴むために過去問を解いていきます。理想は三年分以上です。
この過去問対策。口でいうのは簡単ですが実際はかなりの地獄です。一年分の問題数は100問。選択肢は四つ。つまり問題と答えの中身がさっぱりわからなければ合計500個のワードを調べる必要があります。それを三年分となるとその数なんと1,500。
ゾッとする数字でしょ?
これを乗り越えてようやく第一関門クリア。準ニ級制度を作って欲しいと以前の記事に書いた理由はこれだったんです。京都と深い関わりのある仕事についている人や、普段から京都を研究している人なら比較的楽な作業になりますが一から勉強を始める人にとっては至難の業。
2022年度の合格率は30%。難関であることがこの数字だけでも伝わるかと思います。しかし過去問三年分を突破することで見えてくる景色があります。
新しい過去問に挑戦した際、似たような問題が出てくることに気づくことでしょう。いくら歴史や文化が奥深い京都といっても限度はあります。問題の7割以上は公式テキストから出題されます。難しくけれど頑張ればなんとかなる。これが二級試験の難易度になります。
2.Wikipediaを参考書代わりに
過去問を解いてわからないワードが出てきたらみなさんどうしますか?私はWikipediaをめっちゃ活用しました。昔はたくさん参考書を購入せざるを得ませんでしたが、今はインターネットという便利なツールがあります。分からなければ検索すればいいんです。
寺社仏閣や自治体のサイトをたくさん見ましたが、一番いいのはやっぱりWikipediaでした。公式サイトって見栄えはいいのですが調べ物をするときには非常に見にくい。観光客のためだから仕方ないのですが勉強する上ではあまに効果的ではありません。一方、Wikipediaは百科事典だけあって文章がほとんど。情報量は抜群です。
説明の中にわからない単語が出てきたらそのリンクを辿れば良い。すごく効率的で便利でした。皆様も学校で教科書とともに参考書を買わされたかと思います。その参考書の役割を果たすのがWikipediaになります。
3.公式テキストを侮るなかれ
意外と軽視しがちなのが公式テキスト。勉強すればするほど公式テキストは不要な存在だと思ってしまいますが決してそんな事はありません。
過去問をたくさん勉強したあとに公式テキストを読んでみてビックリ。ちゃんと答えが載ってる。頭に叩き込んだはずなのに文章をちゃんと読み込んでいなかったんだなって気付かされました。おそらくですが難しいワード、分からないワードを無意識に避けていたんだと思います。たくさん勉強してわかるようになって見えない言葉が見えてくる。自分は公式テキストを読んでいるつもりになっていたんだなって。
むかし学校の先生に教科書を何度も読み込めと教わりました。すべて反抗していた私でしたが、今更先生が正しかったことに気づきました。ごめんなさい。
まとめ
現代社会の日本は"コスパ"や"タイパ"が尊ばれていますが、昭和や戦前時代の考えを全否定ってよくないと思うんですよね。京都検定に関しては努力と根性。地道な作業は大事な要素です。もちろん京都を好きな気持ち。これが大前提になります。
好きや興味があるから頑張れる。仕事も勉強も強制させるのではなく好きになるためにどうすればいいのか。この考え方ってあらゆる分野に共通している教育方針だと思います。
講釈はここまでにしておきますね。もしかしたら直前対策や試験日対策を話す機会があるかもしれません。試験日までにやれることはたくさん残っているので落ち着いたらまた書きますね。ご精読ありがとうございました。
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