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京都観光「伏見稲荷大社14」三ツ辻そして…



達成感と
勇気ある撤退



三ツ辻までやってきました。


いつになったら辿り着くんだろう。登山ってメンタル勝負なところありますよね。

山頂が見えていればそれに向かって進めますが、「四ツ辻」その先に「三ノ峰」「二ノ峰」そして「一ノ峰」と目指すべき目標がたくさん残っています。


体力自慢や登山を趣味とする人は「頑張れ」「あともう少しだ」と気軽に言うかもしれませんが、観光気分の私は「そりゃ頑張りたいけれども」という状況。

昔の人の知恵は凄いというかみんなそうだったかは不明ですが、三ツ辻ってエンジョイ勢が満足できるちょうどいいポイントなんですよね。


警告
境内にイノシシが出没しています。

こんな掲示板を見つけた私は"夜のお稲荷さん"に近づかないことを誓いました。まぁ早朝でも怖がっているので、猪が出ずとも夜は無理なのですが。


「現代にお茶屋ってもうないのか」

スーツさんの"東海道五十三次自転車の旅"で、ほとんどのお茶屋が無くなっているのを見て私はそう思っていました。


御茶屋、普通にあるじゃん。

ここ伏見山には車道はおろかバイクさえ走れる道はありません。千本鳥居がモータリゼーションの波を防ぎ御茶屋を守ってきた。言葉で表現するとこんな感じになるでしょうか。


"休憩所""授与所""お土産屋"”軽食”"お供物販売"など様々な役割を果たしている御茶屋は神社版コンビニですね。

ちなみに四ツ辻のお茶屋さん「にしむら亭」は、なんと俳優の西村和彦さんのご実家。毎日稲荷山から学校へ通われていたそうです。


7月27日放送「あなたの知らない京都旅~1200年の物語~」で佐々木蔵之介さんの実家"佐々木酒造"が取り上げられていました。賀来千香子さんの家系もそうだし、芸能の道に進む人って実家がすごいケース多いですよね。

《余談》


明治時代の創業から100年以上続く三徳亭は稲荷山の中腹にあります。
名前の由来になった三徳社は衣食住の神様で、特に魚河岸の神として有名です。

昔は築地から荷物を運び三徳亭にひと月ほど滞在しお参りされていました。
店内の外壁には当時お参りされていた方々の木札がそのまま残されています。築地のまぐろ卸で有名な大善さんの木札もあります。

公式サイト「三徳亭」さんより引用

伏見稲荷・稲荷山にあるお土産は三徳亭

三徳亭さんは定番のいなり寿司やきつねうどんの他に、オリジナルの"名物いなり丼""甘酒"が人気で、お昼に食事をする参拝者が多いとのことです。


「三徳社」

その三徳亭の向かいにあるこちらが三徳社になります。御祭神は三徳大神です。安産祈願にも多大な霊験があるそうです。

三徳亭さんでは三徳社へお供えする和ろうそくや小鳥居、お神酒付きお供え物セットも販売されています。


あの茶色い建物群は龍谷大学深草学舎ですね。TOEICなど資格試験で何度かお世話になりました。


山頂諦めようかな。

素晴らしい景色を見てある程度の達成感を得た私はそう思ってしまいました。体力ないのによくやったよ。私の中の私が囁いています。


現在地をスクショしました。家の柱に身長を刻むように。


リタイヤ地点をデータだけでなくしっかり目に焼き付けます。


ふと長野県在住していた頃を思い出しました。釈尊寺布引観音という断崖絶壁の観音堂へお参りしたのですが、石段がきつくて悔しくて、トレーニングがてら何度も通ったことがありました。

早ければ今年の秋。涼しくなった季節に再挑戦して次は四ツ辻を超えたいです。

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