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余寒の京都旅「瀧尾神社」龍の木彫像


NHK大河ドラマ"光る君へ"第九回を観ました。

私が先週予想した「右大臣仮病説」は半分アタリで半分ハズレでしたね。安倍晴明が黒幕だったんですか。花山天皇&藤原義懐にずっと太刀打ち出来なかった関白以下の公家たち。確かにすべて道兼の策謀とするのは無理があります。安倍晴明が褒美と引き換えに策を授けた。納得の筋書きです。

第九回タイトル【遠くの国へ】は、ずっと紫式部越前編の伏線かと思っていました。「遠くの国=あの世」というダブルミーニングだったんですね。東の鳥辺野、西の化野、北の蓮台野。京の三大葬地は京都検定の頻出単語です。鳥辺野とりべのというワードが出てきた瞬間にピンと来ましたよ。ちなみに農作物が育たない地域のことを~野と呼びます。農作物が育ちにくい土壌なので、狩猟場になったり寺社仏閣が建てられました。紫野、大原野がそうですよね。

そういえば散楽(義賊)衆の一人が牢屋で女の名を口にしてました。あれって超典型的な"死亡フラグ"ですよ。検非違使長の様子もおかしかったですが、あのセリフで死は確定となってしまいました。流罪と聞くと「地元民の温かいもてなしに囲まれてスローライフを楽しむ安住の地」を思い浮かべる人が多いかと存じます。でも実際は毒物などで暗殺されたり、今回のように移送中に斬り捨てられるパターンも少なくありませんでした。西郷隆盛やナポレオン、宇喜多秀家などは例外中の例外。高貴な人であっても命の保証はありませんでした。

さて、寛和の変がいよいよ始まりますね。序盤最大の盛り上がりイベントといっていいでしょう。いろいろ話したいところでありますが来週までとっておくことに致します。前回は新熊野神社を参拝し神仏習合を学びました。今回はその続きになります。


穴場観光で一番困るのがトイレです。

ツアーや超有名観光地であればしっかりとトイレが確保されていますが、マイナーなところはない場合が大変多いです。オーバーツーリズムの影響なのでしょうか、コンビニトイレ利用拒否のところがかなり増えました。新熊野エリアは公衆トイレが全然なくて、ようやく見つけたのが東福寺観光トイレでした。

宿泊税と所有者の方に感謝感謝。


向かいに大きな建物。

京都第一赤十字病院がありました。「めっちゃ立派な病院だな」としか思っていなかったのですが、のちに思わぬ回帰を果たすことになります。


ん?

Google Mapで現在地を確認してみると"東福寺鐘楼"と書いてありました。東福寺から随分離れているのに一体どういうことなんだろう。


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