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或る独立FPの視点

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世の中の変化に伴い生まれてくる新しいルール、仕組みなどの周りには「不思議な仕掛けの世界(Gimmick Wonderland)」があるようです。
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#FP

手垢がついた「保険は必要か不要か」という議論

「持ち家か賃貸か」と並ぶFP界隈での「2大手垢まみれの議論」が「保険は必要か不要か」という…

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続・FPが使いたい自然な英語

こちらの過去記事「FPが使いたい自然な英語」の続編を書いてみました。 今回もFP6分野から「F…

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乗り鉄系FPからの手紙(re:資産運用について)

拝啓、私は乗り鉄系FPです。 そしてこの手紙も鉄道に揺られながら書いています。 鉄道オタク…

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個人国際税務の基礎知識

2014年7月以降、日本国内の金融機関にて口座開設をしようとすると「あなたは米国籍関連(=米国…

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現物不動産投資は資産だが自宅購入は負債なのか

ロバート・キヨサキ氏が書いた「金持ち父さん貧乏父さん」は米国で1997年に出版されて以来、日…

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犬に顔を噛まれて40針縫って死にそうになったが犬は悪くない

12年前の2012年、私は出張先のブラジルで犬に顔を噛まれて現地で顔面を40針縫うという緊急大手…

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「金利のない世界」で退職金専用定期を使い倒した件

令和6年3月に日銀はマイナス金利政策解除を決定し、財閥系メガバンクはそれを祝福するかのごとく直ぐに普通預金金利を0.001%から「20倍」の0.02%に引き上げると発表しました。 「金利のある世界」復活とマスコミも大騒ぎでしたが、現実的には日銀当座預金残高の三層構造、すなわち「基礎残高」「マクロ加算残高」「政策金利残高」を二層化に戻しただけであり、実態としては日本の金融政策が大転換を遂げたとは思えません。 とまあそんな難しいことは横に置いて、今回はデフレ下の「金利のない世

外貨建て一時払終身保険は仕組債並みに悪なのか

少し古い話ですが、昨年6月末に金融庁は仕組債と外貨建て一時払終身保険の販売について喚起を…

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或るFIRE支援FPの葛藤

今年は4年に一度のアメリカ大統領選挙の年です。日本でもそれに関連する報道が多くなってきま…

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大手信託銀行ファンドラップ購入から1年少しが経ち

2022年9月末に年率1.54%という凶器的な「投資顧問報酬」を取る某大手信託銀行のファンドラップ…

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新年を迎えて丸い数字で日本のお金周りを見る

2024年を迎えて丸い数字で日本のお金周りの現状を見てみます。 日本の年間国家予算は約115兆…

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特化するという戦略

会社員時代に米系航空会社をよく利用していました。 米国駐在中のみならず、東京本社勤務中も…

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銀行ジェロントロジストという資格

最近「銀行ジェロントロジストⓇ」という資格を取りました。 金融財政事情研究会(きんざい)…

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マイナ議論で思い出す国境近くでの検問

米国テキサス州南端のメキシコ国境近くの沿岸に、橋を渡って行くことができる南北に細長いサウスパドレ島という小ぶりなリゾート地があります。 15年くらい前の話ですが、当時フルサイズ・ピックアップトラックと呼ばれる大型のアメ車を運転していた私は休暇を取り、妻とその頃小学生の息子と娘を連れてそこに遊びに行きました。 何日か滞在したあとの帰り道のことでした。ハイウェイの入り口に向かう田舎道を走っていたところ、検問があり停められて、2人組の警察官らしき人物が運転席に近づいてきました。