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或る独立FPの視点

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世の中の変化に伴い生まれてくる新しいルール、仕組みなどの周りには「不思議な仕掛けの世界(Gimmick Wonderland)」があるようです。
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記事一覧

「金利のない世界」で退職金専用定期を使い倒した件

令和6年3月に日銀はマイナス金利政策解除を決定し、財閥系メガバンクはそれを祝福するかのごと…

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外貨建て一時払終身保険は仕組債並みに悪なのか

少し古い話ですが、昨年6月末に金融庁は仕組債と外貨建て一時払終身保険の販売について喚起を…

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或るFIRE支援FPの葛藤

今年は4年に一度のアメリカ大統領選挙の年です。日本でもそれに関連する報道が多くなってきま…

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大手信託銀行ファンドラップ購入から1年少しが経ち

2022年9月末に年率1.54%という凶器的な「投資顧問報酬」を取る某大手信託銀行のファンドラップ…

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新年を迎えて丸い数字で日本のお金周りを見る

2024年を迎えて丸い数字で日本のお金周りの現状を見てみます。 日本の年間国家予算は約115兆…

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特化するという戦略

会社員時代に米系航空会社をよく利用していました。 米国駐在中のみならず、東京本社勤務中も…

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銀行ジェロントロジストという資格

最近「銀行ジェロントロジストⓇ」という資格を取りました。 金融財政事情研究会(きんざい)と日本意思決定支援推進機構という共に一般社団法人である2団体の共同認定資格です。 ジェロントロジー( gerontology )という言葉はウイキペディアによると「老年学 - 老齢化又は老いることについて心理学的な立場から考える学問」と定義されています。 きんざいはこの資格を「高齢者に起こりうる認知機能の低下リスク等、ジェロントロジーの基本を理解し、日々の業務で遭遇する高齢者との金融

マイナ議論で思い出す国境近くでの検問

米国テキサス州南端のメキシコ国境近くの沿岸に、橋を渡って行くことができる南北に細長いサウ…

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「これはお幾ら万円ですか?」というやっかいな問題

視聴者が持参する古美術品や昔の玩具などの「お宝」を専門家や鑑定家と称する人たちが値付けす…

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海外不動産投資と相続

自己利用の別荘として、または賃貸用物件として、海外不動産投資へと誘う広告や記事を見かける…

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簿記の素敵さについて個人事業主の素人が少しだけ語る

30年以上も会社勤めをしてきましたが一貫して営業部門であったため、自ら帳簿付けをした経験は…

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話すレベルで書くことへの違和感(アウトプットを考える)

同じアウトプットでも「話す」と「書く」とでは意識すべき点が異なると考えます。 程度問題は…

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雇用保険の公共職業訓練所での日々

失業保険とも呼ばれる雇用保険の基本手当を受けとるにはハローワークに出向き「求職の申し込み…

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悲報:米国永住権を放棄した件

私は米国永住権保有者でしたが、3度目の同国駐在からの帰国後に放棄しました。 現地移民弁護士への高額な費用と多大な労力を使い取得し、且つアメリカ好きなので、帰国後もできれば保有していたかったというのが本音です。 しかし米国への永住回帰予定もなく生活の拠点を日本に移した以上、永住権の維持が現実的選択肢ではないことを私はそれまでの経験からも知っていました。 そもそも米国永住権は一度取得すると生涯有効となるものではなく10年毎更新制です。 その手続きには米国内での本人面接もあ