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南関町から世界の「YAMACHIKU」を目指して。新代表就任、ヤマチク新たなステージへ。

こんにちは。「竹の、箸だけ。」に、こだわり続けてきた、熊本のお箸メーカー「ヤマチク」です。純国産の天然竹を人の手で一本一本刈り取り、削り、「竹の箸」を作り続けてきました。

そんなヤマチクはこの度、二代目山崎清登から三代目山崎彰悟への代表交代の節目を迎えました。

これを期に社内で初めてミッション・ビジョン・バリューを策定。バリューについては社員全員でバリュー合宿を開催し、ヤマチクの一員としてあるべき姿を模索しました。

今回は、熊本の小さな南関町から世界を目指す、ヤマチクの新しいスタートに込めた想いをお届けします。

『すべての「あたりまえ」を、「ありがとう」に。』ヤマチクのこれから

1963年の創業以来、半世紀以上竹の箸だけを一貫して作り続けてきたヤマチク。ミッション・ビジョン・バリューを策定することは社内で初めての試みでした。とはいえ、全く新しい考えへの刷新ではなく、先代の意志を引き継ぎつつ、さらにもう一歩先に進むために取り組んだアクションです。ミッション・ビジョン・バリューを策定しました。新しい体制のもと、今後さまざまなプロジェクトを仕掛けていきます。

▽ミッション

お箸をまもる、心をつなぐ。

食べものを掴み、口に運び、手に馴染んでいく。

日本の食卓におけるあらゆる所作は、お箸からうまれてきました。

「竹の、箸だけ。」をつくり続けてきたヤマチクが挑むのは、

お箸を2本の棒としてではなく、日本の心として未来へつないでいくこと。

私たちは、お箸が世界で「chopsticks」ではなく、

「YAMACHIKU」と呼ばれるあたりまえをつくります。

▽ビジョン

すべての「あたりまえ」を、「ありがとう」に

食べる前には「いただきます」、
食べ終わったら「ごちそうさま」。

この一言が表現するのは、あらゆる存在への感謝の気持ち。
食材となった命から、素材を育てた生産者、それを運ぶ人、調理する人、
そして食事を支える道具をつくった人まで。

食卓は「あたりまえ」への「ありがとう」が生まれる場所。

本当は“有り難い”はずのひとつひとつに、
あらためて「ありがとう」の循環を生み出していく。

そんなやさしい日常が、「YAMACHIKU」のある風景です。

▽バリュー

世界からいただく“ありがとう”のために、

1. わたしたちは、自信を持って愛される
お客様に愛される製品をつくる私たちは、つくり手としての責任を常に自らに問う。

2.わたしたちは、お互いさまでつくる
ものづくりは一人で完結しない。お客様のために、仲間をつくり仲間とつくる。

3.わたしたちは、モノで語る
私たちの歩みがお客様や社会にとって正しいかどうか。すべては製品で評価される。

新代表・山崎彰悟よりみなさまへ

「箸」の部首は竹冠。日本のお箸の歴史は竹からはじまりました。

軽くて箸先が繊細な竹のお箸は、「いただきます」を大切にする日本人に欠かせない道具。しかし当たり前の存在ゆえ、その文化的価値や生産背景まで気にする人は稀です。「もっと安く、大量に。」合理化の中で竹のお箸は食卓から姿を消しつつあります。

「竹の、箸だけ」を作り続ける唯一の箸メーカーとして、お箸と共に文化を繋いでいくべきではないか。そんな想いのもと、自社ブランドokaeriを皮切りに活動を進めてきまいりました。かつて地元南関町の人すら知らなかったヤマチクのお箸作りは、今では国内外で高い評価をいただけるようになりました。

ヤマチク弊社は創業から61年目を迎えます。これを機に新体制としてミッション・ビジョン・バリューを策定し、世界に、そして未来にお箸文化を繋ぐために社員一丸となって取り組んでいく所存です。
3000年以上続くお箸文化。1000年後、世界の食卓にも「竹のお箸」という選択肢を繋ぐべく、これからも挑戦を続けていきます。

山崎彰悟 活動実績

2013年より家業であるヤマチクに入社。入社当時はOEM100%であったが、2019年に自社ブランドokaeriを発表し、NY ADC賞やPentawards、TOP AWARDS ASIAなど世界的デザイン賞を獲得。現在では自社ブランドの売り上げが全体の60%以上を締め、HONDAやヴィヴィアン・ウエストウッドなどのノベルティ製作も担う。2020年からは社内デザインコンテストを毎年開催し、納豆のためのお箸を始め、数々のヒット商品を生み出す。2022年には国内最大級のスタートアップカンファレンス「ICC サミット FUKUOKA2022」にて、クラフテッド・カタパルト部門にて優勝。2023年にはカフェを併設したファクトリーショップ「拝啓」を南関町にオープン。

新体制になったヤマチクをどうぞよろしくお願いいたします。

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#ヤマチク

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竹のお箸の色や形、作り手である社員の様子やイベント情報、昨年オープンしたファクトリーショップ「拝啓」についてなどを発信しています。よかったら、のぞいてみてください。フォローいただけるとうれしいです。


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