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病院という専門職の集団には人事の活躍が絶対必要

病院に勤務して10年以上が経ちます。
病院っていう組織は医師・看護師・コメディカルをはじめとした専門職が揃ってて、自分達の知識や技術が結束してチームで医療を行うっていう仕事になります。

それぞれの分野で特化した知識と技術が集合している訳ですから、あらゆる分野のスタッフが集まって患者さんのことを考えて治療を行えば、それはすごい力になります。

もっと自分の持っているものを活かせるように、もっとたくさんのことインプットしたい。だから、休日や時間外の自分の時間を削ってでも学会の発表や講習会の参加に勤しんで自己研鑽を行っている、素晴らしい人たちの集まりです。

でも、こういうパッションにあるい方々が揃うと、意見のぶつかり合いみたいなことが割とよく起こります。

同じ医療職といえど勉強してきたことに自信を持っている人たちばかりですので、自分を曲げないなんて人たちが多いようです。

もう少し相手の話を聞いてあげるだけで、うまくいくと思うのになぁ。とか
誰かまとめてあげる人がいるだけで変わるのになぁ。と、思うことが多々あります。

専門的な知識だけ勉強してきた人たちが大勢いらっしゃいますので、コミュニケーションの取り方とか、ファシリテートの仕方とかいう組織を作り上げるための知識や技術なんてものは学生時代もそうですが、社会人になってから学ぶ機会はほとんどありません。(病院によっては企業内研修などある場合はありますが、筆者の勤務先ではありません。)

研修制度の導入によっても変えられる部分が多くありそうですが、それ以外にもパーソナリティタイプが関係しているのかなぁ、とぼやっと考えていたりします。


逆にこの人は社会的な部分が強いなーって人もいて、そういう人たちは自ずとマネジメントに回っていたりもします。専門的な知識のベースは一定上必要ですが。

専門職の集団だからこそ人事の活躍が必要

やはりこういう専門職の組織を動かすのに絶対的に必要なのは人事だと思うんです。

人の育成とか組織を作っていくという思考は、現場で働いている人だけでなく、人事の協力無くしてできないと思ってます。

医療の世界で教えている管理の勉強から一歩でて、OFF-JTに参加してみて強く思うようになりました。

外の世界の学びはすごいなぁ。と。(←語彙力)

病院ってなんとなく医師とか看護師が立場が強くなりがちで、現場に任せた教育方針に任せっきりですけど、社会的なスキルは組織として創り上げなければよくなる訳がないんです。

コンサルティングや外部講師などの外部リソースに頼る場面も多くみられますが、それではスポットでの改善にしかなりません。

継続的な組織づくりを目指していかなければ、組織の変化には結びつきません。
それには内部の人間が変革を起こし、成長させるための組織づくりをしていかないといけません。

病院という組織で自分ができること

キャリアコンサルタントの養成講座を終えて、病院の組織づくりにはまだまだやれることがたくさんあると、現場で働いていて思うようになりました。

知っていることが増え、様々な分野で働いている人の話に触れ、視点が広がり、そして自分のやりたいビジョンが見えてきたことで志向性が定まってきたのは間違いありません。

あとは自分の思いの通りに走るだけ。

まずはキャリアコンサルタントの試験に受からなければ。笑



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