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[音楽ビジネスの学校2020レポート:9]トライブ起点の音楽マーケティングの第一人者高野修平の教えから学ぶ

 毎回、今日感と現役感が溢れていて、かつ本質的なお話を伺えて、オーガナイザーの僕自身が刺激を受け、勉強になっている「音楽ビジネスの学校2020」の講師に、高野修平さんをお招きしました。トライバルメディアハウスという会社の中に「マーケティングレーベル」と名付けた「Modern Age」を立ち上げ、音楽と企業のコミュニケーションにおけるコラボを先導しています。「」というタイトルで行われた講義の概要は、StudioENTREの公式レポートを御覧ください。

 講座が終わってご飯を食べながら昔話になりました。初めて会ったのは、2011年だったようです。彼のブログに内容が良かったので、Tweetしつつ紹介したら、TwitterでDMが来て、会うことになりました。

 礼儀正しさの中に、上昇志向を感じさせて好印象でした。なんと言っても、マーケティング特に、デジタルに強いプロのマーケッターでありながら、フジロックに行くと、昼間から草原で寝転がっているようなロック好きというのが見てとれて、「音楽業界人に好かれるし、音楽業界にとってポジティブな化学反応を呼んでくれる人になるな」と感じました。以来、共著も出しつつ、折に触れて語りつつ、関係者を紹介したりということもしていきました。
 僕は出自がアーティストマネージメントなので、その人の10年後、20年後のあるべき成功像をイメージして、そこに向かってサポートするという思考と行動をする「癖」があります。才能がある人が世の中で活躍の場を得ていくのを見るのに、至上の喜びを感じるので、自分の損得ではなく、「勝手にマネージメント」する癖は、自分の性だと思っています(笑)。高野くんの才能と才能と野心は、僕の性癖にスイッチを入れるに十分でした。
 著名なアーティストに会う時に「サインは求めるな、でも好きなアルバムの話はしろ」みたいな、「より信用されるattitude(態度)」を勝手にアドバイスしたりしてました。

 マスメディア時代のアーティストや音楽と企業との関係は、大手広告代理店が間に入って大きなお金を動かしながら回すというやり方で、音楽側と企業側に実質的な交流はありませんでした。企業はユーザーと長期的な信頼関係(エンゲージメント)を築いていくことが重要な時代に、アーティストや楽曲との有機的なコラボは有用です。音楽家側も企業と組むことで資金が補強できたり、活動範囲が広がったりメリットがあります。アメリカにはそういうサービスがありますが、日本ではまだ未着手の分野です。
 今や、ワンアンドオンリーの音楽×マーケティングの第一人者のポジションを築いていると高野くんと一緒に、アーティストと企業とユーザーがきれいな正三角形を描くwin/win/winの関係が生まれるサービスを創りたいなと今回の講座(とアフター会食)を通じて、改めて思いました。そういうサービスを創りたい意欲のある起業家/スタートアップは、山口高野でバックアップしますので、連絡ください!

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モチベーションあがります(^_-)