初採用曲でレコード大賞受賞!! 史上初?の快挙はコーライティングマジック!?作曲家自身の証言
プロ作曲家育成「山口ゼミ」は2013年1月から始めたので、もうすぐ10年になります。昨年末にDa-iCE「CITRUS」でレコード大賞を受賞したのは山口ゼミ卒業生チームによる作編曲でした。
特に、作編曲でコーライティングしている23期生中山翔吾君は、この楽曲がプロ作家としての初採用曲でした。おそらく史上初ではないかと思うのですが、何故、そんな事が可能になったのか、間違いなくコーラティングの力です。
山口ゼミの卒業生はCo-Writing Farmというコミュニティになっていて、150人くらいのメンバーが日常的コーライティングするので、濃いコミュニケーションがとられています。コンペで楽曲が採用された後、普通なら「編曲については経験者に」となるのですが、中山が作った原型を活かす形で、実績のある11期生のTomoLowが一緒に編曲を行いました。コミュニティーベースのクリエイターならではの美しいコラボだと思います。
コーライティングのメリットは、いろいろあります。
効率よくクオリティの高い作品が作れて、コンペでの勝率が高くなること
や、一人で作る孤独な作業から解放されることも大きなことですが、最近見ていた、僕が感じるのは、いろんな作曲家とコーライティングをつづけていくことで、人脈が広まり、クリエイターとして成長できることが、最大のメリットだなということです。
一緒に始めた伊藤涼とは二人で飲むと「いつどんなふうに辞めようか?」といつも話していましたが、日本のコーライティングの震源地として「山口ゼミ」の役割は小さくないので、来年の10周年を超えてまだ続けていくことにしました。公式サイトもリニューアルとして、講座も着実にブラッシュアップさせています。現在、秋期生を募集しています。作曲を仕事にしてみたい人には日本で最も優れた結果の出ている育成プログラムになっていると自負しています。
プレイベントとして昨年のレコ大作曲家二人にコーライティングのメリットとやり方を訊くオンライントークイベントも行いますので、参加してみて下さい!
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モチベーションあがります(^_-)