見出し画像

音楽を愛する者の、自分に繋がる問題としてのBLACK LIVES MATTER

 様々な立場、いろんな視点で捉えられる事件だと思います。差別、歴史、政治、経済、、。様々なことがあることは理解しながら、僕は自分の人生の問題として受け止めています。FaceBookに以下の投稿をしました。

 僕らが普段何気なく語っている「音楽」という言葉は、95%位の確率で、「アフリカからアメリカ大陸に奴隷として連れて行かれた黒人が欧州からの移民である白人文化と融合して生まれたもの」だ。ついでに言うと、それが資本主義が世界を席巻する中で広まって、その影響を受けて極東に住む僕たちは人生を踏み外して音楽を仕事に選んでいる。親に勧められた仕事では無い。だからUSで黒人が黒人であることを理由に迫害されたのなら、それは僕の人生と無関係では無い。
 自分が無力であることがもどかしいけれど、black lives matterという言葉を僕はそんな風に受け止めています。僕自身のアイデンティティに関わる問題として捉えています。だからこそ冷静に見届けたいです。自分の問題として。

 音楽に関わる人達が素敵だなと思える現象もありました。下記のMusic Allyのニュースで取り上げられている音楽業界が人種差別への抗議運動として「TheShowMustBePaused」「BlackOutTuesday」を実施したことです。みんな自分の人生と無関係ではいられないと捉えているのでしょう。

 そして、被害者ジョージ・フロイドの弟のスピーチが素晴らしいので、是非動画をご覧ください。下品力抜群の歴史に残る愚帝、トランブ大統領と対称的な、知性あるスピーチです。

 メディアでは、燃やされる警察の車や略奪される店舗の様子が多く流れます。本質の考察よりも、スキャンダルな映像を好むのは、洋の東西を問わずマスメディアの特性の様です。残念な事ですが、何かに簡単に怒りをぶつけるのではなく、怒りと悲しみを胸に秘めて、この事態をしっかりと受け止めることが、音楽に携わるものに必要な姿勢だと僕は思っています。

 簡単に言葉にできることは一つもないけれど、強いて言えることがあるとしたら、史上最悪の大統領トランプが再選されないことを心の底から祈っています。(そして、それについても僕は無力です。悔しいです。)

podcastでも語っています。フォローお願いします

モチベーションあがります(^_-)