![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/42193679/rectangle_large_type_2_9827740e13c29fbbba4307682bb1a2ec.png?width=800)
DAWは楽器だ!コロナ禍に演奏家が取り組むべきDTMとコーライティングについて
「コロナ自粛」がライブを中心に活動をしていたり。音楽を演奏することが収入源だったミュージシャンはコロナ禍で大きなダメージを受けていると思います。コンサートに関するビジネスは必ず戻ってきますが、もう少し時間がかかります。いずれにしろ、ライブ中心だった音楽家は、コロナ禍による自粛の中でやれることを考えないといけなくなっています。
そんな状況で今年の春頃から、「山口ゼミ」に演奏家の参加が増えてきました。楽器演奏はプロだけど、DTMは不得手で、以前から気になっていたので、この機会に作曲に取り組もうという動機です。自然なことだし、前向きで良いなと思います。プロの技量がある演奏家は、音楽の基礎はできていますから、DAWを用いた音楽制作においても習得早いでしょう。
ただ、現状で作編曲家としてのキャリアをスタートするとすると、コンペへの参加というのが現実的な関門になります。そうなると採用されるために必要な高いデモクオリティが最初の壁になるでしょう。
よく「どのくらいのデモクオリティが必要ですか?」という質問を受けますが、例外的なケースはあるのですが大まかに言うと、「そのままリリースすればいいじゃん!仮歌のボーカルもアーティスト本人より上手いし、みたいな音源」だと答えています。(日本ではまだ)フルサイズはつくらずに1コーラスでコンペをやるのが一般的ですが、世の中にリリースされる音源と遜色ない「音」が求められるようになってしまいました。海外からコンペ参加する作曲家も増えてきて、彼らのクオリティに負けていては選ばれません。
DAWスキルが低くてそれは辛いなと思う人への処方箋が「コーライティングの活用」です。
バンド活動やセッションを行っているということは、人とのコミュニケーション能力はある訳ですから、コーライティングへの適性はあるはずなんです。楽器の演奏や音楽の基礎や、アーティストや楽曲などの情報量も持っているはずです。
例えば、作曲家としての実績を積み上げ始めている小木岳司のアイデンティは、(本人に未確認ですが)おそらくギタリストです。Co-Writing Farmでは製作途中で楽曲にスパイス的になにか必要になった時に、ソングライターを増やすことがあります。「コーライト・イン」する/させるという表現で、CWFの中では普通に行われる行為なのですが、小木が「コーライト・イン」する場合に求められるのはアコースティックギターの演奏が多いようです。結果、採用されて、実際のレコーディングでもギターを弾くということになるのはすごく良いことですね。バンドマンがコーライティングを活用する時のイメージになるのでは無いでしょうか?
僕は勝手にですが、サッカー日本代表の岡崎が「利き足は?」と問われた時に「利き足は頭です」と答えていたのを思い出しています。泥臭いスタイルですが、日本代表の得点記録作ったのですから立派です。コーライトで活躍するのは、トップライナー、トラックメイカーなどが一般的ですが、ギタリストであることを武器にする人もいて良いですよね。ポジショニングが良く、かつチームメイトからの信頼がなければシュートコースのパスは来ませんよね?(サッカーわからない人はごめんなさいww)
昨年フリクル海保くんと一緒に企画した、インディーズアーティスト向けにコーライティング活用した複業作曲家を薦めるセミナーと関連しておこなったワークショップでは、実際、エッジ感のある可能性を感じる曲が仕上がっていました。インディーズアーティストやサポート活動中心のバンドマンのソングライターとしての可能性を感じる機会となりました。
最後は宣伝になりますが、この機会にコーライティング活用して複業作曲家やろうと思うのであれば、「山口ゼミ」を受講するのは近道です。上級コースのextendedまで受けても、約9ヶ月で総額20万円弱。僕が言うと我田引水になりますが、プロの作曲家への道を開くと考えれば安い投資だなと思います。スキルとノウハウ、そして作曲家仲間の人脈が手に入ります。
1月期の募集がまだ間に合います。興味ある人は、1/9にオンラインで説明会もやりますよ。
参考までに最近公開したdocomo-gaccoのオンライン講座の動画を紹介しておきます。(2015年の動画なので僕が太ってますww)
Jポップ・デジタル作曲法 「コーライティングのススメ~最先端で最強な作曲法を実践する~4-10 コーライトやろうぜ」
「山口ゼミ」OBOGによるクリエイター集団「Co-Writing Farm」では、メンバーによる様々なセミナーや、誰でも参加できるコーライティングワークショップなども定期的に開催されています。情報は、Peatixをチェックしてご参加ください!
<参考>
モチベーションあがります(^_-)