パニック障害
今日は妻の病気について書こうと思います。
タイトルにもありますが、「パニック障害」と「うつ病」という病気です。
パニック障害とは
最初に診断されたのは「パニック障害」です。
どんな病気なのか簡単にまとめますと、
・100人に2~3人がかかる脳の病気
・パニック発作(激しい動機、脈が早くなる、息苦しさ、めまい等)による「死んでしまうかもしれない」という不安感
・身体的な異常は無いのに発作を繰り返す
というような病気です。
発作が起こるタイミングや場所は患者にもよりますが、暗い・寒い・逃げられない等の状況では起こりやすいようです。
発作が起こると10~60分程度続きますのでその間は耐えることしかできません。
妻の場合は薬により不安を和らげているので、大きな発作は最近起こっていませんが、「発作が来るかもしれない」という不安と常に闘っています。
幸にもこの病気は、直接生命を奪うような病気ではないので治療することができます。
治療方法
主な治療方法としては「認知行動療法」「自律訓練法」があります。
認知行動療法というのは、患者が不安に感じる行動を徐々に段階的に行うことで自信(発作が来ないという自信)をつけていく方法です。
例えば「電車に乗る」ことを不安に感じる場合、まずは「駅の前までいく」慣れてきたら「駅の中にはいる」等、少しずつ行うことが重要です。
ここで無理をしてしまうのは逆効果ですのでやめましょう。
自律訓練法というのは、心と身体がリラックスできる方法を身に付けるものです。
好きな音楽を聴いたり、食べ物や飲み物、何でも良いのでリラックスできる方法を探しましょう。
薬は基本的に「不安を和らげる」ためのものですので、日常生活の中で自信をつけていくことが大事です。
パニック障害と寄り添う
パニック障害の治療は2~3年かかると言われていますが、早く治る人もいれば治るまで長い時間を必要とする人もいます。
ここで重要になってくるのが「パートナー」です。
家族や友人など、心の許せる人間が寄り添ってあげることがパニック障害治療において良い環境なのです。
この病気を知らない人はまだたくさんいますが、しっかりと病気を理解して、支えてあげることが患者の安心に繋がります。
私はネットで調べたり、病院に一緒に行って先生の話を聞いたりして病気への理解を深めました。
これからも決して焦らず妻と一緒に病気と向き合い、治療を進めていきたいと思います。
今までパニック障害を知らなかった方が、この記事を見て理解を深めてくださるとありがたいです。
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