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今まで、白衣かジャージしか仕事場で着なかった私
スーツといえば20歳のころの流行りでないダボダボのもの
暑がりだった30代に買った夏用の透け透けのもの

40になっての転職を機に
周りがスーツを買えとうるさい……
この歳でいらんわ、と思いつつ
仕事場だけでなく地域との関わりの中で
着ることもあろうと仕立て屋へ

仕立てが終わっているだろう時間に再訪すると
「あのー……実はですね……」と副店長
「仕立ての際に、スボンに傷を付けてしまい……」
「ほんっとうに……申し訳ございません(><)」と宣う

見れば、1cmほどの傷がある
「ほんっとうに……申し訳ございません(><)」
(また笑 いいよーこれくらい)
「新しいものをすぐに確保いたしますので……」
「ほんっとうに……申し訳ございません(><)」
(もういいって笑)

とりあえず新しいものを早期に確保してくれるらしい
「ご都合の良い際にご連絡いただければ……
ほんっとうに……申し訳ございません(><)」」
(だーかーらー笑)

店長が飛んできてまたまた同じご対応……
(だーかーらー!笑)

私は彼らにとって安易な顧客だったろう
「よかったな、あんな客で笑」
みたいなことを言ってるかもしれない

私は自分の寛容さを美化している訳ではない

このレベルだったらクレームをつけごねるより
許してあげたほうが”自分が”楽だろうと思ったからだ

そりゃどう考えても愛想が悪けりゃ
クレームを付けるだろう

お客様は神様です!みたいな文化は
どうせこの日本には根付かない
無理くり根付かせようとするから
歪な形で消費者心理が物言わせてるのだろう

僕的にはマニュアルじゃなく
愛嬌で気概でやれ!みたいなこと思っちゃう
前近代的な若年寄り……時代遅れ……

いつの世も、付かず離れずが世の術

帰宅し再度傷を見ると
おーい、結構わかる傷だなー!

心に傷を付けるよりマシだねと苦笑いをした

おしまい


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