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人事歴15年の私が教える、おすすめアイスブレイク術

社会人になってから、ずっと人事をしています。現在15年目。

人事の道をひたすら突き進んでいる私。

今回は、そんな私がおすすめするアイスブレイクをご紹介します。

アイスブレイクとは

アイスブレイクとは、新しいグループや集まりでのコミュニケーションを円滑にするための活動や方法を指します。

これは、参加者同士がお互いをより良く知り、会話を促進し、緊張感を和らげるのに役立ちます。

新しい環境での人間関係の構築や、集団内の協力を促進にはうってつけ!

研修を始める前などに、私もよく利用します。

やったほうが良い理由

顔なじみの人であれば、そのまま研修スタートでもよいと思います。

しかし、はじめましての人や、ほとんど接点がない人同士だと、場がシーンとなりがち。

さあ、これから研修開始という際に、こんな雰囲気だと講師もやりづらいです。

そんなときに、場を活性化させるのがアイスブレイク。

アイスブレイクした後では、参加者の顔つきがかなり変わります。
特に研修の際は、絶対にやったほうが良いと考えます。

時間も5分あれば出来るものが多く、そんなに時間はかかりません。

むしろ、5分程度の短い時間で、よりよい研修が開催できるので、効率よいです。

ただでさえ、研修には消極的な方がいるので、まずは講師に注目させたいですよね。

いろんなアイスブレイクを試してきました。
効果的なものから、あまりウケなかったものまでさまざまです。

今回は、特にウケが良かったものを紹介しますね。

そのキーワードは何ですか?

これは私が人に聞いたアイスブレイクなので、アイスブレイク名は不明です。

また、試行錯誤を繰り返し、自分なりにアレンジしています。
やはり、やってみないと良いか悪いかは分かりません。

人数

多すぎても、やりづらいと思いますが、だいたい2名~5名くらいかと思います。
6名だと、3名ずるにグループ分けたほうがスムーズです。

用意するもの

パワポ、またはWord。

コロナ前のオフライン中心の働き方だった頃は、A4の紙を用意していました。

が、最近だと紙もナンセンスだと思うので、お持ちのノート型パソコンで参加いただき、パワポなどがあれば十分です。

やり方

まず、参加者に3つの「答え」をパワポに書いてもらいます。

この「答え」ですが、あとで相手に「これは何ですか?」と尋ねていただきますので、その答えを書いてください。

出来るだけ相手に興味を持ってもらえるようなキーワードが良いですね。

例えば私なら、

  • 「小学校」

  • 「歯医者」

  • 「結婚」

全員が、手持ちのパワポに3つの答えを書き終わったらスタートです。

グループ内の一番最初の人が、ほかの人にそのパワポ資料を見せます。

そして、他の人が一番興味を持つワードを質問します。
その時に、いろいろと予想を立ててもらうと場が盛り上がります。

「歯医者」とありますが、これは何ですか?

小学生の頃に、歯医者で差し歯を飲み込んだことがあるんです。
で、飲み込んだら気管支に入ってしまい、救急車で運ばれました。

これ、実話です。笑

こんな話を初対面でされても・・・ですかね。

でも、オリジナリティーあるワードのほうが楽しいですよ!

これを1巡目、2巡目、3巡目と回します。
時間のある限り。

ZOOMなどのオンラインで行う場合は、画面共有か、オンラインでみんなで編集できるパワポで入力してみてください。

自分が一番最初に尋ねられるんだろうと思っていたものとは違うワードを選択されることが多々あます。

そのあたりのギャップもぜひお楽しみください。

なぜ3つなのか

最初、A4の紙を半分に横折り、それを三等分して6つのキーワードでやっていました。

が、6つは多すぎるので、3つに絞りました。

3という数字が覚えやすく、4つ以上の要素を処理するのが難しいという考え方は、心理学や認知科学の分野でも議論されてきました。

これは、ワーキングメモリや認知負荷の理論に関連しています。

例えば、ジョージ・A・ミラーは、人間のワーキングメモリの限界について説明しました。

彼は、人が一度に覚えやすい情報の数には限界があり、約7つの情報(プラスまたはマイナス2つ)がその限界であると主張しました。

さらに、ワーキングメモリや注意の制約に関する後続の研究や実験が、この考え方を支持しています。

特に、多くの場合、3つの要素が組織化されやすく、それ以上の要素は処理の効率性に影響を与えると考えられています。

しかし、具体的な数字に関するこの種の認知の制限は、文脈や個々の人によって異なる可能性があります。

仕事では、よく「3」という数字を重要にしています。
資料作成するときも、出来るだけ3つに絞って説明しています。

4つ以上だと覚えられない、とよく言われますよね。

数字にしても面白い

もしも、このアイスブレイクに飽きてきたたら、
数字に絞ってみてください。

例えば、「2」をパワポに書いたら、

「2という数字は何の数字ですか?」
 「はい、私には2人の子どもがいます!」
「そうなんですね!お子さんは、おいくつなんですか?」
 「うちは小学校1年生の息子と4年生の娘です」
「うちは3人いるんですが*********」

という感じで、会話も弾み、絶対に盛り上がりますよー。

かなり大きな数字や、またはマイナスの数字なんかもあれば楽しめます。

初対面の自己紹介は普通にやると面白味が無いですが、このような工夫をすることで一体感が生まれます。

まとめ

今回の記事では、私が15年間の人事経験を通じて学んできたアイスブレイクの重要性について紹介しました。

アイスブレイクは、新しい環境や集団でのコミュニケーションを円滑にし、参加者同士の関係を構築し、緊張感を和らげる効果があります。

私自身も研修や会議などでアイスブレイクを積極的に活用してきました。特に、3つの要素に絞ったアイスブレイクは効果的であり、参加者の興味を引きつけることができます。

また、アイスブレイクは時間効率的であり、短い時間で効果的なコミュニケーションを促進することができます。

経験から得た知識を活かし、新たな環境でのコミュニケーションを円滑にするために、ぜひアイスブレイクを活用してみてください。

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