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「手放す」こと~アートマインドから教えられたこと~

上のタイトル写真は、私が初めて油絵に挑戦した時の物です
市の油絵挑戦というお試し講座に参加したものです


このようにモチーフを見ながら描きました

色とか、本当は違うんだけどな~と全く納得いかなかったのですが

感性がみんな違うね

自分の思いを表現するのは、絵画でも言葉であってもうまくいかず歯がゆい思いをすることは同じ

さらに、それをどう受け取ってもらえるかはまた、別次元です
自分が表現したものは、その時点でどう受け取ってもらえるかは未知数です

表現した瞬間、その自分の信念はある程度「手放す」必要があり
どんなに詳しく具体的に話そうと、100%自分の想いが伝わることはありませんね
しかも、自分の想いでさえ、時間がたった時変わっていることもある

小説を読んでも、読む時期によって解釈が変わるのは、その証明ですね

「アートマインドコーチング」という体験講座に出て
「手放し」の重要さを再確認しました
※油絵とは関係ありません

1枚の絵をみて、何を感じるのか
「対話型鑑賞法」というもので、参加者の感じたことを発表していきます

その時に、同じ絵を見ても、感じ方が違うことを発見します
そして、どんな感じ方も素晴らしく、正解はないのだと繰り返しメッセージを頂きました。

そう、感じ方は自由。だれにもその権利は脅かせない

だけど、人間というのは一人では生きていけません
誰かとともに、なにかをしていくときに
その感じ方を正論として発信してばかりだと
物事は何も決まらないし、創り上げることもできません

人と人の感性を掛け合わせることで
自分一人では創り上げられないものを創る
そうして人間は進化してきました

人と創り上げるためには
一旦自分の感じたことを手放して
まっさらな気持ちで他者の感じたことを受け入れる(他者受容)
それによって、自分の感性では到底考えることのできない
あらたな発想が生まれる

そうして創り上げるものがチーム

我が我が! という気持ちでは
人との協調はできないということです

はっとしましたね

別に、「手放し」というのは一生じゃなくていいんです
人の話を聞くときには、一瞬自分の想いやこだわりを「手放し」聴く
それが真の共感であり傾聴なんですね

そうすることで新たにクリエイティブ脳が発動し
掛け算式に、新しい世界を紡いでいけるのです

「手放す」ということの
難しさと素晴らしさを痛感しました

とくに、人とけんかしているとき
一度、自分の主張を「手放し」て聞いてみると
そしてできれば相手も「手放し」てくれれば
winwinを超えた、解決策が見えてくると知りました

まあ、言うのは簡単ですけど
やるのは難しいのですけどね

だからこそ、「手放し」を練習するのは
自分の信念が発動しにくい
絵画などを使うというのは、これまた理にかなっていますね

これはつまり、こんまりメソッドの
「お別れ」※捨てるという行為
が物質的なことから始める(物を片づけるということ)
のも理にかなっている、と確信したできごとでした

みなさんも、まずは物質的なところから
「手放し」の練習をしてみてはいかがでしょうか

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