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フルリモートという前代未聞の新卒エンジニア研修をやって感じたこと

こんにちは。サイバーエージェント新卒エンジニア採用の山田です。
4月に入社した新卒エンジニア77人の技術研修を実施しました。
今回、研修の責任者をさせて頂き、前代未聞のフルリモートという環境でしたが予想以上の気づきがありましたのでブログにしようと思いました。

新卒のみんなは、今回の研修でそれぞれ学びがあったと思うのでこのブログを読んで振り返って今後に活かしてほしいと思い、さらには今後就活する学生のみなさんもサイバーエージェントの育成はどういうものかどんなカルチャーかなど少しでも知っていただけたらと嬉しいです。
なお、このブログでは以下のような事を書いています。

・フルリモートになるまでの背景
・フルリモートだからこそ実施したこと
・研修のテーマや内容とその結果

はじめに

結論から言うと、フルリモートの研修は予想をはるかに超える良い研修になりました!
これは決して自分だけでなく、人事とメンターの先輩社員、さらには新卒のみんなも含めて全員で協力し合ったことで実現できました。そういう協力し合うことを促進するために研修初日に新卒のみんなに伝えたことを、採用責任者である峰岸さんが以下ブログでまとめてますのでぜひご参照ください。


入社日前日にフルリモートが決定・・・

3月に入ってから新型コロナウィルスの感染がさらに拡大し、人事内でもどうするか検討しておりました。

「この状況でどうするのがベストか」
「入社後すぐ配属にしたほうが新卒の皆に取ってプラスになるんじゃないか」
「数カ月後に実施したほうが有意義なもの研修になるのでは」
などなど人事全員で何がベストか議論に議論を重ねましたが、入社後すぐに研修実施することが決定。
この時点では研修前半のみリモートと決めてましたが、結局入社日の前日にフルリモートが決定しました。。。

これには正直、不安な想いでいっぱいでした。。。
自分たちもそもそもリモートに慣れてない中、準備もままならず、新卒のみんなが負担になったりネガティブな方向にいかないか心配でした。。。
そのため一瞬、研修の内容を変えて、もっと手軽な研修にすることも考えました。

ですが、そのような考えはすぐにやめて当初予定したものをベースに実施することを決意しました。
なぜなら新卒のみんなには今回の研修を経て「信頼される人になってほしい」と心から願っているからです。
サイバーエージェントはとにかく新卒への期待が非常に高く、1年目から開発リーダーを任せられることも異例ではありません。
そのためには、リモートとはいえ少しでも学びが多い研修にするべきと判断し、当初の予定していた内容からフルリモートでも研修の目標が果たせるようブラッシュアップした研修を実施することを決定しました。

オーナーシップとフォロワーシップに特化したチーム開発

研修内容は、約3週間で5〜6人の1チームに分かれSNS開発をするというものでサービス案、技術選定から新卒だけで決めてもらいました。(新卒は77人なので15チーム)
このような内容は過去にも何度かありましたが、今回の研修が過去とは違うのは「オーナーシップ、フォロワーシップを磨く」をテーマにしたことです。
※本研修では以下のように定義付け

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これは毎年のことですが、サイバーエージェントの入社後の技術研修は技術力の底上げではなく、同期理解やチーム開発で必要なことを学んでもらうことを目的にしていました。なぜなら、技術力の向上は配属後でも可能であり、同期全員で何かをするのは研修しかないなど、研修でしか学べないことがあるからです。

その中で直近、活躍している社員に共通しているのが「オーナーシップ、フォロワーシップが長けていること」だということを人事内でも再確認し、新卒のみんなにも今のうちから知ってもらいたいと思い、このようなテーマを掲げました。

主体的に学ぶために導入したこと

少しでも新卒のみんながこの「オーナーシップ、フォロワーシップを磨く」というテーマに対して主体的に学ぼうと思ってもらうために以下のような役割を1つ担うというをルールにしました。

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これを導入した背景は、入社前に新卒の何人か話したときに「将来はチームをリーディングできる人になりたい」、「PMという役割が気になってる」などの声があり様々な役割へ興味を持っている人が多くいたのが自分の中で印象的でした。そのためこのようなルールにすれば、新卒のみんなが主体的にチャレンジしたり、学ぼうとしてくれるのではないかと思ったからです。

研修ではチームで話し合って自分の役割を1つ決め、さらにはその役割における研修終了時の最終目標を自分で定めて貰いました。そのあとは、新卒のみんなには日報を書いてもらい、週に1回メンターとその目標の進捗を話す面談をしてもらいました。

フルリモート研修での工夫点

上記とは別でフルリモートでの懸念から、そこを解消するために実施したことも簡単に紹介します。

1.開発入る前にお互い知る場を作る
同期とはいえチーム内にはあまり話したこと無い人もおり、さらにリモートとなるとお互いを知るのに障壁があると感じ、開発前にチームラーニングを行いました。チームラーニングとはいわゆる自己紹介をもっと深堀りしたもので「考え方」、「生き方」、「働き方」を共有し合うものです。
こうすることで、チームメンバーに対してどういうコミュニケーションをとると良いかがわかり、チームラーニング実施後は新卒みんなからも「参考になった」、「知れて良かった」などのポジティブな意見を沢山もらいました。

2.定期的にコンディションアンケートをとる
人事から新卒のみんなの顔色や雰囲気を見れる機会が全く無いので、簡単なアンケートをとるようにしました。幸い今回は、そのアンケートで大きなネガティブな回答はありませんでしたが、人事側で把握できていたのは大きな安心材料になりました。

3.各チームの進捗を見える化
開発を進めていく中で「他チームはどうなってるんだろう?」と気になる声が多々ありました。そのため日報やチーム開発の進捗が簡単にわかるものは全員が見える状態にしたのと、設計内容や開発進捗をメンターに全員で発表する場を設けました。そうすることで他チームがどんな技術を使っているかを知ることができ、新卒同士で相談することにも繋がりました。

4. 人事に相談しやすい雰囲気づくり
リモートだと人事から気軽に声がけもできなく、オフラインよりは新卒のみんなからも相談しにくいと思ったので、なるべく日報のFBをしたり、人事とのランチを用意したり(任意参加)、Zoomで全員集まって説明や案内する際には、固くなく親しみやすい雰囲気を作るなどをしました。こうすることで個別で連絡をもらったり、ランチのときについでに相談もらうなどが出来ました。

5.メンター先輩社員を巻き込む
メンター社員のみなさんは通常業務もありながらの研修メンターだったので当初は新卒のみんなとの接点は自由にして貰う予定でしたが、メンターの距離が近いほど新卒の安心感が高まったり、相談しやすい雰囲気が出来きると思ったので、フルリモートに切り替わってからは初めの数日は30分〜1時間ほどは必ず顔合わせしてもらいました。それ以外にも人事だけでは解決できないことを定期的に相談させてもらうなど、非常に多くのアドバイスを頂きました。ここは本当に助かり感謝しております。

フルリモート研修終了後の結果

初のフルリモートで慣れないことも多々あり、細かい反省点はいくつかあるものの総じてこれ以上は無いとても良い研修となりました。

特にテーマを「オーナーシップ、フォロワーシップを磨く」にしたこと役割を設けたことについては、その役割の目標や動き方を自らメンターに相談したり、その役割名でググって記事読んで調べたり、時にはその役割の人だけで集まってZoom飲みなど、多くのオーナーシップをもった行動が見られました。
また慣れない技術を挑戦する同期に教え合ったり、チームの1人が負荷が多い場合にタスクの配分を相談し合うなどしたり、slack上での雑談やつぶやきにもリアクションやレスし合うなど些細なフォロワーシップも見られました。そのためこの環境の中で、ここまでみんなが主体的な行動が出来たのは十分かと思います。

また研修終了後の新卒みんなからのアンケートで、ポジティブな回答ばかりだったのが個人的にも嬉しかったです。(詳しくはお見せできませんが、個人的には公開したいくらいです!)

研修終えての改善点・反省点

上記でも記載したとおり、予想以上の結果だったので新卒のみんなの学びや動きに対する後悔は無く、問題もなかった前提ですが「こうすればもっと良くなったかも」と思うものを紹介します。

1.他チームとの接点を増やす
フルリモートとなると、チーム内のコミュニケーションがメインになり、人によっては他チームとの接点を持つ機会に限界があったかもしれません。もちろんチーム関係なく横断でのZoom飲みなどは頻繁にしてましたが、他にも横断での交流ができる場を用意したらもっと同期の繋がりが増えたのではないかと思います。

2.研修期間を拡大
今回はフルリモートが決定してからも約3週間という期間は変更しませんでしたが、どうしてもコミュニケーションの回数や時間が対面より多くなってしまうと自分の改めて感じました。そのため期間を拡大できれば、開発や考える時間を十分に取ることができたり、役割についてや技術的なことを学ぶ機会がもっと増やせたのではないかと思います。また1で書いたような同期との繋がりにも繋げれられたかと思います。

3.自分たちが早めにリモート業務に慣れておく
人事である自分たちがリモート業務になったのが入社日の直前でしたが、もっと早めに自分たちがリモート業務に慣れていれば自分たち側に気づきが増えて、その分研修初日に新卒のみんなに、アドバイスや注意事項などをより多く伝えられたのではないかと思います。

あとは、自分も責任者として想い入れが非常に強かったのでもっとみんなとZoom飲みやランチをやれば良かったと、ちょっと反省しております。
(なので配属後でもぜひやりましょうね!)

まとめ

改めて、全員が協力したことで本当に良い研修となりました。
こんな良い結果になったのは、人事側の設計や準備というよりは、新卒のみんながこんな中でも前向きに頑張ろうと思い、そこにメンターのみなさんが出来るだけ応えようという、いわゆる「人の良さ」もありました。
自分もサイバーエージェントで仕事してると本当に「良い人が多い」と思いうことが多々ありますが、それを改めて感じた瞬間でした。

だからこそ、新卒のみんなは自分自身にこういう逆境での対応力があること、フルリモート研修をやり遂げたことは誇りに思って欲しいです。
また今回の研修の学びは絶対今後活かせるので、もし今後何か悩んだときや詰まったときにぜひ振り返ってほしいと思います。

これからのみんなの活躍と「信頼される人」になることを本当に期待しています。

これから就活やインターンをする学生さんへ

このブログでサイバーエージェントがどういう背景で育成をしているのか、どのようなこと大切しているのかが少しだけでも知っていただけたのではないかと思います。もし「社員と直接話してみたい」、「雰囲気を感じたい」など興味があれば22卒の学生さんに向けインターンも実施予定ですので、ぜひエントリーしていただけたら嬉しいです!
また今後の選考などの年間採用予定を公開してますので一度ご覧ください!


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株式会社サイバーエージェント新卒エンジニア採用担当。 現在は学生との面談面接、インターンの設計実行など採用活動が中心。 目指していることは月曜会社に行くのが嫌な人を1人でも減らすこと。 趣味は音楽(ライブ、フェス、カラオケ、ピアノ演奏)
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