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親になることについて、ちょっと反省しつつ

なんかずっとくどくどとあなたに言い続けてきた。
何度も何度も一方的に言葉を置いてきた。
ふと冷静になってみたら、これじゃあ嫌気がさして読んでくれないんじゃないかな、という気がしてきた。

ごめんね。
もうすぐ終われると思う。
あなたのことを考えるとどうしても、いろいろと話しておきたくなってしまうんだ。

けど冷静に考えたら、ぼくなんか親の話をちゃんと聞こうと思ったことなんてほとんどないや。
だからきっとあなたも、ぼくの話なんて疎ましく感じるんだろう。

ってわかってたとしてもいろいろ言いたくなるのが親というものらしい。
っていう話をぼくも子どもの頃に聞いた覚えがあって、そのときは「いや、だからって子どもに押しつけるなよ」って考えたことを思い出してしまった。

だめだ。
何を言っても言い訳にすぎないし、それでも伝えたいという思いは残ったままだし。

不思議だね。
なんで親は子どもに伝えたいことが出てくるんだろう。なんで子どもの成長をのぞむのだろう。そして成長を目の当たりにすると感動するのだろう。
そういうふうにプログラムされているから、人間や動物は子どもを育ててこれたのかもね。それに、自分のなかにいる子どもが反応するということもあるかもしれない。
だから親からひどいことをされて育つと、自分が親になったときに子どもに同じようなことをしてしまう負の連鎖が起こるのかもね。

一方で、子どもとの関係はいままで経験し不毛に終わった他の誰かとの関係の生き直しにもなり得ると思う。
だから虐待された子が親になったとき、逆に常人では考えられないような愛情をもって育児にのぞむこともあるのだろう。
サポート体制とかの環境が整っているかも大きいだろうけどね。

話を戻します。
ぼくが子どもだとして、親に言われたいことはなんだろう?
うん、答えはすぐに出た。
お前の生き方に任せる、だ。

だからあなたにも。
あなたがちゃんと考えて選んだ生き方であれば、それでいいよ。

そしてあなたがもしだれかの親になるようなことがあれば、そのときは物事を決めつけない方がいいこと、いろんな考えがあることを伝えてあげてね。
間違ってもいいことや、自分を表現する方法について教えてあげてね。


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