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(読書)『「で、結局何が言いたいの?」と言われない話し方』 著者:金子敦子

で、結局何が言いたいの?

いずれ来たる就活に向け、自分の成長に役立つ本を読みたいと思う今日この頃。
古本屋で本のタイトルを目で追っていたら、グサっと刺されました(笑)
金子敦子さん『「で、結局何が言いたいの?」と言われない話し方』

タイトルを見た瞬間に、ある記憶が頭をよぎりました、、

「お前の話長くて、何が言いたいかいまいちわからん(笑)」

そうなんですよ〜(涙)言われたことあるんです、、ハァ(ioi)=3
私は考えるのが好きで、それを誰かに話すのも好きなのですが、伝えたいことが多すぎて話が長くなる長くなる、、
この本を読んで話を伝えるコツを知り、「話がわかりやすい」と言われたい!
そして、面接では「結論ファースト」が大事だよ。と友達から言われたこともあり、読むことにしました。

はい、結論から言います。
「準備」が大事!!
今までの私はあまちゃんでした。話が下手ということは自覚していたので、私なりに何を言うか準備はしていたつもりなのですが、「相手のこと」に対する準備は考えてもみませんでした。
特に、この本は学生向けというより社会人向けだったので、上司のことや取引先の人のことまで考えて話す準備をする必要があることを説明していました。
大学生や働きはじめの社会人の方にもってこいの本です!

それでは簡単に内容をご紹介。

産業能率大学の2011年の調査によると、88%の社会人が「仕事で自分の考えが伝わらないことがある」と感じているそうです。極論ですが、残り12%の人たちが「自分の考えをしっかり伝え」成果を挙げているとも考えられます。「しっかり伝えられるようになると上位12%」と捉えれば、この本を読むモチベーションも俄然上がりますね(笑)

『「で、結局何が言いたいの?」と言われない話し方』では、
話すときの原則について → 話し方について → 場面別の話し方のポイントについて
の流れで説明しています。

第1章は、「成果を出すコミュニケーション3原則」についてです。
①コミュニケーションには目的がある
②コミュニケーションは受け手が出発点である
③コミュニケーションにはコストがかかる

この3つを意識しなければならないのですが、中でも③について、時間は希少な資源であり、コミュニケーションのコストとして自分だけでなく相手も消費するのだと説明されており、非常に納得することができました。

第2章では、「誤解なく、確実に伝える話し方・聞き方」ということで、ここでも重要なポイントが3つ紹介されています。詳しい説明は省きますが、話し方だけでなく聞き方も学べるのが良い点です。

そして第3章では「打ち合わせ・会議」での話し方、第4章では「プレゼン」での話し方。そして第5章では「飲み会やランチ、会社帰りの電車」での話し方を説明しています。
私は学生で、プレゼンテーションをする機会が多いため第4章を熟読しましたが、自分の目的にあった部分を読むと効率よく必要な知識を得られると思います!

話が長くなってしまうのは、1番伝えたいことは何かはっきりしていないからで、そのための事前準備の必要性がよくわかりました。
読書でも読む前の準備が重要である(メンタリストDaiGoさんの「知識を操る読書術」より)のに、話すことに準備が必要ないわけがないと思いました。

『「で、結局何が言いたいの?」と言われない話し方』を読んで、自分の考えをしっかり伝えられるようになりましょう!

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