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コンピュータはいつになったら人間の賢いお友だちになれるんでしょうね

いよいよ AI が勝手に絵を描く時代がやってきましたね。

僕も MEMEPLEX というサイトで少し試してみたのですが、日本語でいろいろ設定してやると、それにふさわしい画を描いてくれます。例えば、これは僕が「老人が映画館で映画を見ている画像」という題名を決めて、作風などをいろいろ設定してやったら出てきた画像です。

AI が描いた絵には著作権は発生しないとのことですから、どうぞ勝手にコピペしたり改変したりしてみてください(笑)

僕はこのサイトで他にも少し試してみましたし、ここ以外にも最近こういうサイトがたくさんできているらしいので、興味があったらいろいろ調べて試してみるのも良いかもしれません。

確かに大したもんだとは思いますよね。でも、やってみたら分かるように自分が事前にイメージした通りの絵はまず出てきません。

予期しなかったような絵が出てくるところが面白いところなので、それはそれで良いのですが、でも、今のところやや不気味な感じが残る絵が多いような気もしますし、これらが人間の人生にどれだけ役に立つのかと考えるとやや未知数ではあります。

コンピュータというものが世の中に出てきて以来、今に人間を追い抜いてしまうのではないかという心配はかなり早くからいろんな人が指摘していましたし、そんな SF小説や映画もたくさんありましたよね。

チェスや将棋で人間がコンピュータに勝てなくなったのを知って、ああ、ついにそんな時代が来たのか、と思ったのも確かです。

人間の仕事は今にコンピュータに取って代わられて失業者が続出すると予測した人もたくさんいました。

ただし、コンピュータに取って代わられるのは単純労働ではなくむしろ弁護士みたいな知的労働(データベースを検索して最適解を探る、みたいな)であり、例えばトイレ掃除みたいな複雑な仕事(便器の形状や設置状況はまちまちだから)はまだまだ機械には無理だという予想外の指摘もありました。

そう言われれば2、3年前にはシンギュラリティってよく言われていたのに、最近はあまり聞かなくなりましたね。あれって、いつ頃になると言われてるんでしたっけ?

この先どうなんだろうと考えてみると、確かにコンピュータや人工知能はどんどん発展して、いくつかの人間の仕事を奪って(あるいは肩代わりして)行くのかもしれません。

でも、たとえばホームページのターゲティング広告などを見ていると、まだまだこれはユーザをいらつかせるだけの存在だなという気がします。

機械翻訳にしても、今のところ合格点をあげられるのは DeepL ぐらいのものではないでしょうか?

いや、それ以前に日本語変換の IME でさえ、まだまだ満足な形になっていません。なんで「言って」と「行って」を変換し間違えるのか、人間だったら前後の文脈から間違うはずがないのに。そこが僕には解せません

そして、先だってリニューアルされたこの note のトップページにしても、フォローしている人の記事がほとんどだった今までの構成に比べて、AI がいろいろリコメンドしてくれる部分が大幅に増えたわけですが、はっきり言って「こいつら、何というバカなんだろう? 物事の表面しか見ていない」とげっそりしてしまいました。

例えば僕が誰かが書いた NFT の連載記事をずっと読んでいたとしても、必ずしも NFT全般に興味があるわけでもないし、NFT の記事なら何でも読むわけではありません。僕が NFT のどの部分、どういう点に興味を持っているのかが機械には読めないのです。

僕が庵野秀明さん関連の記事を読んだり、庵野さんのことを記事に書いたりしたからと言って、庵野秀明関連の記事を片っ端から紹介してほしいとは思いません。深いところで僕が何に惹かれて何にこだわっているかなんてことを見抜くのはまだまだ無理のようです。

そう言えば、最初は鳴り物入りで紹介された Netflix のリコメンド機能も、いざ自分が使い始めてみると、つくづく「こいつは凡庸な奴だなあ」と思う程度です。

いや、別にコンピュータや AI の悪口を言って足を引っ張ろうという気はありません。むしろ僕はそういうものを率先して使っていくタイプですから。

でも、ものすごく便利に使って行けるようになるのは、ひょっとしたら僕が死んだ後かな(笑)などと思いながら、コンピュータや AI の行く末を見つめている今日このごろです。


【10/5 追記】

この note のトップページのリコメンド機能があまりできが良くないという話は上で書きましたが、今日 note を開いてみて、心底びっくりし、心底笑いました。

だって、「深夜の独り言」というジャンル名金ときさんの『深夜の独り言』がずらーっと並んでいるんです。なんじゃ、そりゃ?

金ときさんは『深夜の独り言』というタイトルでずっと書いておられるので、そのジャンルに金ときさんの投稿が並ぶのは不思議ではありません。今日の並びをそのまま再現すると:

『深夜の独り言34』『深夜の独り言48』『深夜の独り言24』『深夜の独り言17』『深夜の独り言26』『深夜の独り言44』…

(全て金ときさんの記事)

しかし、それ、ジャンル名ですか? それってタイトルですよね。

んで、そのタイトル表記(漢字と仮名の組合せを含め)で書いている人は他にあまり(ひょっとしたらほとんど)いないでしょうから、そんなものをジャンル名にすると金ときさんだらけになるのは当たり前ですよね?

まあ、でも、そんなに僕に向いているのであれば推薦してくれるのはありがたいのですが、しかし、僕は金ときさんをフォローしてレギュラーで読んでいるのですよ。全く意味がありません。一体何のためにリコメンドしてくれたの?

いやぁ、まだまだ巧く機能していないとは思っていたけど、ここまでとは(笑) コンピュータ/AI の速やかな発展をともに祈りましょう(笑)

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