笑いのツボを考える──花紀京さんに憧れて
小学校時代、僕のお笑いの先生はよしもと新喜劇の花紀京さんでした(何故「吉本」をひらがなで書いているのか不思議に思う人もいるかもしれませんが、MBS の番組名は昔からずっと『よしもと新喜劇』なのです)。
同じことを言っても面白い人とそうでない人がいる。同じことを言っても笑いを誘う言い方とそうでない言い方がある。そこの差は何なのか?
そんな問いに人生最初の答えを身を以て示してくれたのが京やんこと花紀京さんでした。──それは「間」や、と。微妙な間の取り方ひとつで人を笑わせること