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普通のママ(40代)が【前十字靭帯損傷】した話<5> 入院準備(パパ編/2週間の家事育児、どうする!?)

前十字靭帯再建手術の入院期間は、2〜3週間と言われました。最初に聞いたときは「なっが。。。子供いるしどうしたら、、、」となりました。MRI画像で半月板損傷の初見があり、実際に内視鏡で診て、必要があれば縫う処置をすると言われており、その処置をした場合は安静期間が長くなり、最大3週間の可能性がありました。

できる?夫の時短勤務

普段の生活は、夫は6時半に家を出て、残業も含めて20時半頃に帰宅していました。通勤時間はドアtoドアで45分くらい。その生活を変えないのであれば、私の代わりに誰かいないと無理です。夫が会社に相談し、入院期間中はt短時間勤務シフトにし、不足時間は他の日の残業を充当することで、総就業時間が規定時間に達するようにする、というものでした。これは、なかなか柔軟な対応をしてくれた、と感謝です。

できる?ワンオペ育児

勤務形態は、なんとか調整ができました。それでも、夫がワンオペで全てできるのかどうか・・・。

私が一番心配したのは「料理」。夫は料理があまり好きではないため、本人もそこがネックであったと思います。また、二人の息子はママっ子(特に小1の長男は超ママっ子)であり、普段夫は朝早く出て、夜帰ってくるので、生活全般のことをママとやっていました。それを子供たちはぐずらずにパパとやることができるのか。ここで、夫のスケジュール(予定、理想?)を書いておきましょう。

6:30 起床、朝食準備
7:00  子供たちを起こす
7:30 朝食
8:00   でかける準備(歯磨き、トイレ、身支度)
8:15 全員で車で出発→小学校→保育園→駅
9:00 電車通勤、仕事開始
:会社で仕事:
15:50   終業
17:00  小学校(放課後ルームへお迎え)
17:30 保育園→ 帰宅(習い事がある時は連れていく)
18:30 夕食準備
19:00 夕食
20:30 お風呂、次男の薬づくり(毎日飲む薬があるので)
21:00  長男就寝(ママがオンラインで絵本読む→即寝る)
22:00  次男寝かしつけ(パパが絵本読む→全然寝ない!)
22:30 次男就寝 → 寝落ち・・・

うーわ、書いてるだけで疲れた。もちろん、これは普段の私が全てやっていることではあるのだけれど、私は在宅ワークで通勤が無いのと、ある程度時間に融通が効くので、二人育児+家事+出勤して時間内で働く、というのはかなりハードルが高い。しかし、がんばってもらうしかない。

詰むでしょ、、、忍び寄るコロナ休校、休園

さて、私の入院予定は2022年2月17日〜2週間。コロナ禍、オミクロンの広がりに、世は「まんぼう」の真っ只中です。私も、入院前日に唾液によるPCR検査をしています。(これで陽性だったら、それはそれで詰んでいたが、、、)

幸いなことに、小学校、保育園ともに休校、休園にまでは至っていません。小学校は、いくつか学級閉鎖も起きていますが、なんとか耐えているといった状況。放課後、学校内で17時まで預かりをしてくれる放課後ルームも大変ありがたい存在です。保育園は登園自粛要請はありますが、我が家は自粛している場合ではないため、私が入院中は、通常より長い保育時間でお世話になっています。ありがたい限りです。

もし、どちらかが休みになったら、もう一人も自粛をしなければならないでしょう。そうなれば、夫も出勤はできなくなります。在宅で仕事ができるよう準備はしていますが、子どもが家にいたら仕事にならないのは、明白です。
それでも我が家は、いっときの緊急事態を乗り越え私が帰宅をすれば、なんとか対応できるようになりますが、世の中のシングルマザー/ファザーのワンオペ生活、親戚も近くにいない、頼れる人がいなければ、コロナ感染もしくは自宅隔離になったら完全に詰むでしょ、、、。本当に早く世の中が好転して欲しい。

地図の上から人は見えない

そんな願いのなか、ロシアがウクライナに侵攻をしたニュースが飛び込んできた。命を守るために、感染予防をする、自粛する。そのくらいで弱音を吐いているのは贅沢なことは確か。ただ日々の生活に困難を感じていれば、大局に心を寄せることなんてできないでしょう。どんな世の中でも、泣いているのは普通の人々。
そして、ボタンひとつで街を吹っ飛ばすくらいなんてことないと思っている人間が、国のトップに立たないようにすることは何よりも重要。
漫画「ワンピース」で海軍が一つの島を消し去るバスターコールという総攻撃があるのだけれど、それを非難するロビンちゃんのセリフ『地図の上から人は見えない。彼らはただ、感情もなく世界地図から小さな島を1つ消すだけよ。』が頭に浮かんだ。でも、もしそういう人間が権力を持ってしまったら、その人を排除するためにはやはり戦いが必要?

入院している12階から見える景色が平和で、山が見えて、田んぼが見えて、車が走っていて、本当にのどか。でも、この空の先で、いつ来るともしれない爆音に怯える人々がいると思うと、心が苦しい。逃げられる人は、逃げたらいい、でもそこで生活するしかない人たちは必ずいる。昨日産まれた子どもだっているでしょう?入院していて動けない人もいるでしょう?私だって、今何か起きても走って逃げられない。手術直後に動けないとき、夜中に火事とか起きたらどうしよう、逃げおくれる・・・ってマイナスなことを考えていたのを思い出す。
入院中時間があり、ぐるぐる考えてしまったので脱線しました。入院準備のことに戻りましょう。

食事と子供の準備を事細かに書き出してみた

入院前に、朝食/夕食のメニューを書き出しました。簡単に作れるものを中心にすると、めんつゆの重要性を感じました。笑 メニューはもちろんですが、このメニューのときは子供は箸で食べる、こっちはこのスプーンで食べるとか、細かいことまで・・・そういうのって子供の機嫌に関わるからなぁ。

学校、保育園の準備も書き出しました。これがまた細かい!
「明日の準備」と書いたら一言なんだけど、もう細かいとしか言いようがない。書いて、みる?いやー、書くだけで疲れるからなぁ。

<小学校>
【夜】
・連絡帳のチェック(宿題、明日の持ち物)→親のサイン
・宿題をチェック → チェックシートに親のサイン
・給食のお箸、ナプキンを出して洗う
・水筒を洗う
・タブレットの充電
・放課後ルーム利用シートの記入
・鉛筆削りやら備品の確認(毎日消しゴムが筆箱から消える!無い無い言うから見ると、いつもカバンの底で見つかる。自分のせいじゃ!笑)
・図書の日には借りていた本を入れる
【朝】
・体温測定→チェックシートに記入
・水筒に水を入れる
・帽子、マスク身支度準備

・・・こんな所でしょうか。これ、保育園の分も同じようにありますが、疲れますのでやめておきましょう。

世界を大きな目でみたら大変な世の中の、ごく普通の平和な家庭に起きた緊急事態ですが、ママが突然入院し、パパが慣れないワンオペで2週間を乗り切るのも非常に大変で重労働であろうこと、快く「手術してきて!」と言ってくれた夫への感謝を、激励を、ここに記しておきたいと思います。

ありがとう!2週間、がんばってください!


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