ビートルズ曲解説 Something
今回は高校の時の同級生、水野君のリクエストにお応えします。
娘さんが「サムシング」のベースを弾いてライブデビューしたそうだ。
おめでとう!
大御所フランクシナトラもこの曲をカバーしており、インタビューで次のように話していた。
「レノン&マッカートニーの曲の中で、サムシングが一番好き!」
ジョージの曲なのに、、、
1970年にアイヴァー・ノヴェロ賞の最優秀ソングを受賞し、多くのアーティストによってカバーされ、ビートルズの楽曲では「イエスタデイ」に次いで2番目に多くカバーされた楽曲となっている。
事実上ラストアルバム「アビーロード」の収録曲であるが、メンバー自身「アルバム中で最高の曲」と絶賛し、ジョージの最高傑作と謳われることも多い。また、ビートルズ時代のジョージの楽曲で唯一シングル1位を獲得した曲でもある。
とかく、ジョージの曲ではポールが必要以上に頑張ってしまう。
「タックスマン」のギター、「ホワイルマイギター~」、「シンクフォーユアセルフ」「オールドブラウンシュー」のベース。
ポールのベースベストプレイに「サムシング」を挙げる方も多い。
しかしジョージは「ベース弾きすぎ!」と不満顔だったようだ。
詳しくは「夢参加ポールマッカートニー」のブログで紹介されている。
ジョージはメロディがすぐに頭に浮かんだため、「こんなにシンプルに聴こえるからには、きっと無意識のうちに既存の曲からメロディを拝借したに違いないと考えたけど、そうじゃなかった」とも明かしている。
ポールは「イエスタデイ」を「ある朝、目覚めたら、曲が浮かんでいて、すぐにピアノに向かって完成させた」と述べていた。
もしかしたら、名曲の誕生というのは、人知を超えた神の領域なのかもしれない。
PVはメンバーそれぞれが、パートナーと一緒に仲睦まじく過ごす様子を捉えている。
4人の幸せをこれ以上ない形で示すとともに、一度たりとも4人全員揃った場面が無い点が解散への道のりを思わせる。
解散の理由は、音楽性の相違、オノヨーコの出現等、様々語られている。
私自身は、メンバーが青年から大人へ成長し、それぞれが家族を持つことによって「バンド ⇒ 家族」へと心を寄せるコミュニティーが変化した事によるものではないかと思う。
最近ではポールもライブでよくこの曲を取り上げており、その際は必ずと言っていいほど、ジョージから贈られたというウクレレを演奏しながら歌う。
ウクレレ無くても良いのになぁ、、と思うのは私だけだろうか?(笑)
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